鈴掛真の【ゲイだけど質問ある?】 vol.1

 by 鈴掛 真(すずかけ しん)歌人


はじめまして、歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。
なにを隠そう、僕は正真正銘の同性愛者! 仕事でもプライベートでも、家族にも友人にも、ゲイだということを隠さずに生活しています。

みなさんの中には「同性愛者って、テレビではよく見かけるけど、知り合う機会がなくていまいち実態がつかめない…」と感じている人、結構多いのでは?
そこで、みなさんの気になる疑問・質問に、鈴掛真が赤裸々にお答えしていきます!!

質問 【ほんとにゲイなの?】

はい、本当です!
僕は男性ですが、恋愛対象も男性です。
女性に恋愛感情を抱いたことは一度もありません!

男が好きな男というと、テレビに登場するオネエタレントのイメージが強いですよね?
でも、僕はオネエ言葉を使いません。女装にも興味がありません。自分はあくまで男であって女じゃないし、女になりたいと思ったこともありません。
だから知り合った人には自分から言わないと、ゲイだと気づかれることはまずありません。

大学を卒業して、会社員になった頃までは、ずっと隠して生活をおくっていました。
でも、ゲイなのに女の子が好きなふりをしたり、みんなに話を合わせて自分を偽るのは、とっても疲れます。とってもストレスが溜まります。
あれ? っていうか、そもそも隠す必要なんか無いんじゃね?
そう思って、会社員を退職したのを機にカミングアウトしました。

笑っていいとも!にも出ましたよ。

退職後、5・7・5・7・7の短歌の作家として本を出しました。

会うよりも
会わないままで
いるほうが
好きになるのは
どうしてだろう

『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版刊)より

片思いをしていたときの気持ちを詠った短歌です。
何も言わなければ当然、男性の僕が女性に対して書いたものだと思われてしまいます。なんだかそれでは読んでくれるみなさんを騙すような気がして、ゲイであることを帯と中面でしっかりと表記して全国発売しました。


2014年に終わってしまった伝説的テレビ番組『笑っていいとも!』にも出演しました!

ある日、スタッフの人からこんな連絡が。
「オネメン(イケメンオネエ)コンテストに出てみませんか?」
え? 僕、オネエじゃないんだけどな……。
一度はお断りしたのですが、意外な答えが。
「オネエじゃないゲイもいることを、テレビでアピールしてみませんか?」
確かに、それはとても貴重なチャンス! 昔から大好きだったタモリさんにも会える!
意を決して、生放送に出演しました。
タモリさんから「(オネエじゃない)自然な感じもいいね!」と言ってハグしてもらえたことは一生の思い出です。





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質問、お待ちしています!

鈴掛真の【ゲイだけど質問ある?】第1回、いかがでしたか?
次回は【そもそも同性愛ってどういうこと?】という疑問にお答えしたいと思います。

みなさんからの質問も募集しています。
疑問やお悩みなど、気になるお話をお寄せください。
メッセージお待ちしています!

【今週の短歌】
変わらない
赤信号の
せいにして
踏み込めないで
いるような恋

 

鈴掛真プロフィール


鈴掛 真(すずかけ しん)歌人
愛知県春日井市出身。東京都在住。
著書に『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版刊)がある。
雑誌『東京グラフィティ』で連載中。
ブログ・Twitterでも短歌を随時発表中。

●ブログ さえずり短歌
●Twitter http://twitter.com/suzukakeshin
●オフィシャルWEBサイト http://suzukakeshin.com

Written by 鈴掛 真