腕時計形携帯電話が発売され話題になっています。しかし、電磁派問題に敏感な欧州は「あんな危険なものを身体に密着させるなんて」と否定的です。

日本でも、携帯が普及しだした頃によく言われた電磁波問題ですが、今はほとんど聞かなくなりました。なので「電磁派対策はもう十分されていて安全なんでしょ」と信じている人も少なくないのではないでしょうか?

実は、電磁波に対する研究は進められ、人体に影響があることがわかってきているのです。

 

電磁波が強く影響するのは人の「性」!

 

●男性の不妊の原因となる

ポーランドのある研究チームは、携帯電話の使用時間が長い男性ほど精子の運動量が低下すると報告しています。また、精子の形態異常も増加し、そのため卵子との結合率の低下も認められています。

また、アメリカのとあるクリニックの研究チームは、携帯電話の使用頻度が高い男性ほど精子の数が低下していると発表しました。携帯をまったく使用しない男性の精子数の平均が1ミリリットル当たり8600万なのに対し、1日2時間以内使用する男性は6900万、2〜4時間使用する男性は5900万、4時間以上使用する男性は5000万という結果だったのだそうです。

●おなかの赤ちゃんに影響が出る

フランスの研究チームは、携帯電話と同じレベルの電磁波を鶏卵に21日間あて続けたところ、ひよこの死亡率が50〜60%になったという結果を発表しています。

アメリカの研究所は、強い電磁波を浴びていると、流産や子供の先天性異常を引き起こす可能性が高くなるとの研究結果を公表しました。

強い電磁波を浴びていた胎児が流産する危険性は、通常の2倍。また、妊娠初期(10週以内)では6倍になるという結果も報告されています。

アメリカのリー博士が行った調査では、電気毛布を使用していた不妊女性が妊娠した場合、電気毛布を使用していなかった不妊女性に比較して胎児の泌尿器異常の発生率が4倍になったと報告しています。

電磁波がどう人体に影響を及ぼすのか、そのメカニズムはまだ解明されてはいませんが、これは確実に、男女の「性」に影響があるといえそうです。

 

欧米では携帯電話を子どもに持たせない

 

欧米ではこうした研究発表を受けて、さまざまな勧告が国から出ています。

フランス:妊婦は携帯電話をなるべくおなかに近づけないように。
イギリス:緊急時以外は子どもの携帯電話の使用を禁止すべき。
ドイツ:大人も子供も携帯電話の使用を出来るだけ控えるべき。
ロシア:16歳未満の子どもや妊婦、持病のある人は携帯電話の使用を控えるべき。
オーストリア、アイルランド:子どもには携帯電話を使用させるべきではない。

日本では子どもも携帯をもつのが普通になっているのに、ずいぶん温度差があるように感じますね。

 

マスコミが報道しない日本

 

日本ではマスコミがあまり電磁派について問題視しない現実があります。マスコミはスポンサーが嫌がる話題は取り上げることが出来ません。電磁波の問題を取り上げれば電気業界や携帯電話業界が嫌がりますから、世の中に出ないのです。

では電磁波の影響を受けないためにはどうしたらいいのでしょうか?

電磁波は携帯電話だけでなく、あらゆる電化製品から出ています。これらをすべてなくすのは現実的ではありません。電磁波の影響を受けやすい子どもや生殖器付近からなるべく遠ざける、妊婦は携帯電話の使用を最小限にする、寝るときは枕元に携帯電話を置かないなど、少し気をつけるだけでも影響はずいぶん抑えられるはずです。

 

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Written by 杉本レン
Photo by PHOTO ♥ BOOTH

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