あるバラエティ番組でタレントの森口博子(44)が、自分が結婚できない理由について「母親がステキで好きすぎて、母のようになる自信がないから」と語りました。
森口博子は4人姉妹の末っ子で、お母さんは女手ひとつで子ども達を育てたのだそう。
たしかに、そんな素晴らしいお母さんを超えるのは難しいかもしれませんね。
実は今、「家族仲が良すぎる」ことが、女性が婚期を逃す大きな原因のひとつになっているのだそうです。
母と娘の共依存関係とは
最近、森口博子のように、母親と仲が良すぎて家から離れられない女子が増えているそうです。
家族仲が良いのはとても良いことなのですが、「仲良し」を越えて「執着」になってしまっているその親子関係が問題なのです。
実際に筆者の周りでも、こんなことがありました。
あるサラリーマンの男性が、取引先の女性と恋愛し、結婚。彼女は親を大切にする優しい女性に見えました。
ところが、彼女と母親の絆は彼が予想していたよりずっと強く、夫婦でもめごとが起こると彼女は実家に引きこもり、必ず彼女の母親が出てきて彼を責めたてたのだそう。
次第に彼は、自分が彼女と結婚したのではなく、彼女と母親のふたりと結婚したように感じ始めたといいます。
結局、この夫婦はわずか2年足らずで離婚となりました。
こうした親子関係を、『共依存』の関係といいます。親は子に自分を重ね、自分の思い通りに育てようとします。
子は親に支配されていることに気がつかず、それを愛情と信じて育ってしまう。
そして互いに依存し合い、互いに離れることの出来ない関係になってしまうのです。
共依存を断ち切る方法
同番組では、「性格リフォームの匠」と呼ばれる心理カウンセラー、心屋仁之介先生が森口博子に共依存の関係を断ち切る方法を伝授していました。
その方法とは、「母親が不幸になってもいい」と言葉に出して言うこと。
その言葉の裏には、「母親は自分がそばにいないと幸せでいられない可哀想な人だという思い込みを捨てるべき。母親は自分がいなくても『自分で幸せになる力を持っている』と信じることが必要」という意図があるのです。
これには、心から納得した筆者。
筆者も母親と仲が良かったけれど、母はどう見ても自分で幸せになる力を持っていましたから、母のそばには私がいないとダメなんて思ったことは一度もありません。
多分これこそが正常な親子関係なのでしょう。
親の幸せはあなた自身の幸せ
日本はこれまでずっと経済的発展を続け、父親が長時間労働で不在の上に、子どもの数が少なく、必然的に母親と子どもの結束が固くなっていったことは容易に想像できます。
でも、悲しいことですが親は必ず先に亡くなります。
今これを読んで、「私も共依存関係にあるかもしれない」と思い当たった女子の皆様。
お母様を本当に幸せにするのは、あなたがそばにいることではなく、あなた自身が幸せを掴むことなのです。
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Written by 杉本レン
Photo by Mike Monaghan