厚生労働省が発表した「人口動態統計」によると、初産の平均年齢が30歳を超え、35歳以上での出産が約4分の1を占めているという現状が明らかになっています。

日本国内の晩婚化・晩産化が進むなか、母親の血液を検査することで三つの染色体異常がわかる、新出生前診断の臨床研究が行われようとしています。

 

出生前診断でわかること

 

本来、人間は23ペア、46本の染色体と呼ばれる遺伝子(DNA)を持っています。

そして、なんらかの原因で数や構造に異常をもった染色体を染色体異常といいます。

胎児に染色体異常がみられると、流産のほか、ダウン症、心臓病、精神的・発育の発達の遅れなどが起こるとされているのです。

今まで35歳以上の妊婦には、通常の妊婦検診のほか、胎児に染色体異常が起こる確率がどのくらいかを調べる母体血清マーカー検査や、100%の精度でダウン症や他の染色体異常がわかる羊水検査が行われていました。

しかし、羊水検査は流産の確率が0.3%あることが懸念され、検査を躊躇する妊婦がいたことも事実です。

今回、この新出生前診断が一般化されれば、流産などの危険性がなくなり、母体にほとんど負担をかけずに染色体異常の確率を調査することができるのです。

この検査はアメリカの検査会社「シーケノム社」に委託して行われます。

検査の対象となるのは、35歳以上(高齢出産)の妊婦で、過去に染色体異常の子どもを妊娠したことがある、または夫婦いずれかが染色体異常保有者であるひとです。

妊娠10週〜22週目まで検査をすることが可能で、結果が出るまでには約2週間かかるそうです。

検査費用は約21万円と、決して安い金額ではありません。

しかし、母体へのリスクがなく、染色体異常が99.1%の確率でわかることでこの検査を希望する妊婦は増えるだろうことが推測されています。

アメリカでは2011年の秋からこの検査が実施されており、99%ダウン症であると判明した妊婦の約98%が中絶を選択しているのだそうです。

日本では胎児の病気による中絶は認められていませんが、経済的な理由や若くて育てられないことを理由とする中絶は認められています。

そのため、アメリカと同様に胎児がダウン症であると判明した妊婦の多くが中絶をしてしまうのでは、という懸念の声も聞かれています。

 

あなたは新出生前診断、受けますか?

 

誰でも健康な子どもが生まれてきて欲しい、と願うものです。

検査を受けることで生まれてくる子どもの障害などを心配せず、安心した妊婦生活を過ごせると考える人も少なくありません。

妊娠・出産は母子ともにリスクを伴う可能性があるということを理解したうえで、妊婦だけでなく妊娠を希望するひとは新出生前診断について知っておく必要があるのではないでしょうか。

もし、高齢出産する場合、あなたなら新出生前診断を受けますか?

 

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Written by 楓
Photo by Victoria_Bayer

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