最近、大飯原発の再稼動や、脱原発デモが大きな話題となっています。
原発に関しては賛否両論ですが、ある「食の安全性」に関するアンケート調査に、とてもシンプルな国民の意識が表われていたのでご紹介します。
食の安全に関する調査で「食中毒」よりも「放射能汚染」
大飯原発の再稼動に反対するデモや、首相官邸前に約15〜18万人(主催者発表※2)が集まったとされる脱原発デモなどが話題となり、「原発」に対する国民の関心はかなり高まっています。
マイボイスコムが行った「食の安全性に関するアンケート調査」(※1)も、原発問題を反映した結果となりました。数年ごとに行われている調査ですが、今回調査で際立っていた項目についてご紹介します。
調査期間は6月1日〜5日。インターネット経由で11,649名が対象。男性49%、女性51%とほぼ半々。10代1%、20代10%、30代25%、40代31%、50代以上33%という比率です。
●直近1年間で、食の安全に対する意識は変わりましたか?
「食の安全の意識・行動に変化があった」と回答したひとは、約60%。変化の内容としては「原産地を気にするようになった」(33.2%)が最多でした。続く「賞味期限を気にするようになった」(19.7%)、「食品表示やパッケージの説明をよく読むようになった」(19.0%)と比べても、関心が高いことが分かります。
●不安を感じている事柄は?
「食に対して不安に感じているのはどのような事柄ですか?(複数回答可)」という質問に対しての回答は、1位が「食品の放射能汚染」(54.9%)、続いて「残留農薬」(54.5%)、「添加物」(54.4%)。過去3回の調査を見ても、「残留農薬」と「添加物」は2トップで、これに「食品の放射能汚染」が並んできたとなると、やはり大きな関心が寄せられていると言えるでしょう。
また、梅雨時期のアンケートでしたが、「食中毒菌」への不安は29.5%。2008年の前回調査(「食中毒菌」48.7%)よりも減少していました。
「放射能の不安」は国民に共通する関心ごと
福島の原発事故、東北の復興、原発再稼動、反対派のなかでもデモへの賛否、政府の責任問題など、かなり複雑化してしまっている「原発問題」。ですが、この「食の安全性に関するアンケート調査」にシンプルな国民意見が反映されているように思います。
「放射能の不安なく暮らしたい」という願いの実現へ向けて、さまざまな角度から検証した、最善の解決方法が求められます。
◆生活や食の安全には、いつでも気を使いたい!
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(参考)
(※1)【食の安全のアンケート調査(4)|ネットリサーチのマイボイスコム】
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/16707/index.html
(※2)【朝日新聞デジタル:全国各地で原発抗議 官邸前「15万人」で騒然 - 社会】
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY201206290577.html
Written by 浅川有紀
Photo by -Delphine - Back