9月に入り、ぐっと涼しくなり秋の気配。秋といえばキノコの美味しい季節なのですが、こんな残念なニュースが飛び込んできました。

「日本人の心の友、マツタケが放射能検出で収穫禁止」 オーノー!!

 

基準値の56倍!高濃度の放射性物質が検出される

 

9月上旬、こんなニュースが飛び込んできました。

「福島県内で採れた野生キノコから高濃度の放射性セシウムが検出されたことを受け、農林水産省は原子力災害対策特別措置法に基づく出荷停止などの措置を検討している。

措置が決まれば入山が止められ、マツタケを含むキノコの収穫が禁止される。

国の基準の1キロあたり500ベクレルを超えたのはチチタケ。
県は9月3日、古殿町で3200ベクレル、棚倉町で2万8000ベクレルが検出されたと発表した。市場に流通はしていない。

両町は福島第一原発から50キロ以上離れていて空間放射線量は突出した値を示していないことなどから、セシウムは腐葉土などから吸収され、キノコの体内で濃縮されたものとみられる。

県は、両町や出荷業者に、木や植物と共生して養分を吸い上げる「菌根菌」類キノコの採取と出荷の自粛を要請した。

さらに、出荷と摂取の禁止に踏み切る方針で、菌根菌類全体が対象になる。マツタケ、ホンシメジ、コウタケなどが含まれる。
(マツタケ狩りも禁止を検討 「チチタケから放射能」で:J-CASTニュース)」

出荷シーズン前にばっちり規制がかかり、政府の対応を褒めるべきなのでしょうけれど、なんとも残念です。

 

キノコは放射能の影響を受けやすい

 

マツタケに限らず、実はキノコ類は放射能の影響を受けやすいことで知られています。
土に落ちた放射性物質をキノコが吸い上げ、キノコの中で濃縮されてしまうのです。

だから、キノコを食用とする野生動物たちの体内にも徐々に濃縮されていくことになります。時間の経過で汚染が拡大してしまうところが放射能の本当の恐ろしさといえるかもしれません。

放射能は目に見えないのでどうもイメージがしにくい。ピカッと光る光線のイメージを持っている人も多く、それが動植物にどうやって影響するのかぴんと来ない人もいるでしょう。

放射性物質そのものは微粒子なので、埃とか砂のようなイメージで捉えると分かりやすいと思います。

実は、この放射性物質は水に溶けやすいという性質があります。そのためキノコや植物が水分を吸い上げるのと一緒に放射性物質を吸い上げてしまうのです。

逆にいえば、食品を水でよく洗う、水で煮込んでゆで汁を捨てるなどすると、ずいぶん放射線量を減らすことが出来るので、自分で出来る放射能対策のプチ知識として覚えておきましょう。

 

民間企業の自主検査がグッジョブ!

 

さて、このキノコのように、出荷時期がはっきりしていてスパッと規制をかけられるものはまだ良いのですが、日常的に口にする食品への不安は増すばかり。

政府や公的機関の対応もまだまだ十分とは言えず、国民の不安を解消できる日が近いとは思えない状況です。

そんな日本の状況を憂いて、民間企業が立ち上がってくれました!

政府の調査を待っているのではなく、お客様の安全安心を守るために放射性物質の自主検査を行う企業が続々と現われました。消費者としてはとてもありがたい英断ですね。

自主検査を発表している主な企業はこちら。

●すき家のゼンショーが牛肉野菜に続き国産米を自主検査
●モスフードサービスは野菜を第三者機関で検査
●らでぃっしゅぼーやも自主検査
●イオン、イトーヨーカ堂も牛肉の自主検査
●サントリー・ハウス食品・キッコーマンは水を自主検査
●パルシステム及びコープ各社も自主検査

食品の放射能測定装置はかなり高額である上、現在製造が追いついていない状況だそう。
また放射能が測定された場合の対応や分析などにも人員と経費がかかるので、企業の負担は非常に大きくなります。

 

風評被害につながるから隠すって、おかしくない?

 

検査結果の公表についてもさまざまな問題が生じています。

いち企業の発表いかんで、その地域の農作物の出荷が左右されるほどの影響を持ってしまうからです。

実際、らでぃっしゅぼーやが検査結果をホームページで公表したことから、消費者がいっせいに静岡県産のお茶を警戒してしまうという問題が起きました。

そのためらでぃっしゅぼーやには、静岡県から「風評被害につながるからホームページへの掲載は差し控えるように」という要請があったそうです。

確かに、対応を間違うと風評による被害が出やすい問題なので慎重になるのは分かるのですが、消費者の立場としては情報はすべてオープンにして欲しいと思います。

ホームページへの掲載を止めないらでぃっしゅぼーやにエールを送りたい!
個人的には、食品を扱うショップは入り口に「全品自主検査済み」とポスターでも貼っておいてほしいくらいです。

本来ならば「風評被害を煽るから、検査結果の公表を控える」のではなく、「きちんと検査を行って、数値が出たなら国から農家に保障を行い、出荷停止にして風評被害を抑える」のが筋だと思うのですけれど…。

今後の対策に期待をしつつ、情報を集めるなど、自分ができることをやっていくのが今できる最大の防御策なのかもしれません。

マツタケ、今年は我慢します。ぐすん。

 

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