仕事の悩みの多くは人間関係の悩みです。職場の人間関係がドロドロしやすいことは、半沢直樹の人気からも明らかでしょう。足の引っ張り合い、嫉妬、権力争いなどは、どこの職場でもありえることなのです。
 
今回は、職場の人間関係で苦労したというアヤナさん(仮名)の体験談をご紹介していきます。
 

やる気のない部下

 

私は、大学を卒業したあと、アパレル企業に入社し、数年間店舗に出て服を売ったあと、エリアマネージャーとなりました。
 
会社自体がレディースファッション専門で、社長以下、ほとんどの従業員は女性が占めています。出産や育児で職場を離れ、キャリアが中断されがちな女性に、安定した雇用を提供したいという社長の志にも惹かれ、この会社で働けていることは、私にとって誇りでした。私は社長とともに、会社を大きくしていきたいと思っていました。
 
ですから、新人のユイ(仮名)にも、自然と私と同じくらいのパッションを持っていてほしいという気持ちが強くなっていたんです。
 
でも、ユイは今時の子、というか、仕事は仕事として割り切っているような子でした。時間外の仕事は1秒でもしたくないという態度で、勤務が終わったらさっさと帰ってしまいましたし、上下関係をあまり意識していないようでした。職場の飲み会にもまったく参加しませんでした
 
私がそれとなく「一回くらい飲み会に参加したら」というと、ユイは、「大丈夫です」と言って帰っていきました。やる気がないのかな、と思いました。

部下との口論

 

そんなユイと本格的に言い争いになったのは、アルバイトスタッフが急病で休み、私が代わりに店舗に立ったときのことでした。
 
常連さんが買いに来てくれたらしく、ユイは、笑顔で接客していました。そして、雑談を始めました。そこまではよかったのですが、雑談は長々と続きました。気がつけば40分を超えていたと思います。
 
私は、ユイに声をかけ、雑談をほどほどにするように言いました。でもその後もユイは長々と会話をし、結局お客さんは、一枚のニットを購入して帰りました。
 
その時間があれば、ほかに何人ものお客さんを接客できたはずです。それに、あまりにも親しげに話している客と店員がいる店には入りにくいものです。私はそういったユイに注意しました。
 
でもユイは、「これは私の接客のスタイルですから」と私に口答えしてきたのです。さらにユイは、私から注意されたことを、私の上司にも報告したのです。
 
上司からは、「いざこざを起こさないでほしい。まだユイも若いのだから、言い方に気をつけて」と私が怒られました。納得がいきませんでしたし、ユイのことがますます苦手になりました。
 
その後、さらなる事件が起こりました。私がコーディネートしたマネキンが、すぐに別のコーディネートに変わっていたことがあったのです。私のコーディネートはダサいとでも思ったのでしょうか。ほんとうに礼儀を知らない子だと思いました。
 
後編に続く
 
(今来今/ライター)
 
後編は3月31日に公開予定! お楽しみに!
 
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