人種差別・女性差別・部落差別・容姿差別など、差別には様々な種類があります。
また、あまり話題になることがありませんが、日本は年齢による差別が公然と行われている国でもあります。
 

日本では年齢差別をしても罰せられない

 
アメリカでは年齢差別(エイジズム)を禁止する法律・年齢差別禁止法が1967年に制定され、40歳以上の求職者を、年齢を理由に差別してはいけないという方針を打ち出しています。
 
一方、日本はどうでしょうか? 雇用対策法において、求人を出す際に年齢制限をかけてはいけないと定められてはいますが、実際には、「求めている年齢を上回る人を意図的に落とす」ことはいくらでも可能な状態です。年齢差別をしても、黙っていれば罰せられることはないのです。
 
そのため、就職時の年齢差別は、依然として存在し続けており、求職者は、「年齢制限は書いていないし、もしかしたら受かるかも」と一縷の望みをかけて大量の履歴書を書き、落とされ続けるはめになっているのです。

年齢差別にはどのようなものがある?

 
年齢差別は、就職時にもっとも行われている差別ですが、そのほかのシーンでも行われています。
 
年齢差別の例1 大学院生の就職・浪人や留年経験のある新卒の就職
 
日本は「新卒一括採用」という特殊な採用の仕方を導入している国です。しかし、新卒であればいいといいながらも、「大学院を出ている人は、新卒といっても年齢が高すぎる」「新卒といっても、何らかの理由で年齢が上すぎる人はちょっと」と、年齢を理由に落とされてしまうことがあります。
 
年齢差別の例2 高齢の医学部受験者
 
多くの医学部が女性を差別していたことはこのところのニュースで周知されることになりました。また、高齢の受験者も、「年齢が高すぎるという理由で不合格にされた」と訴えています。
 
年齢差別の例3 年齢による足切り・高齢者の就職
 
高齢者の就職が「高齢だ」という理由のみで不利になることは、当然のことではなく、立派な年齢差別です。


年齢差別の例4 受付嬢・年齢による配置換え
 
高齢でなくとも年齢差別を受けることはありえます。たとえば受付嬢が、一定の年齢に達したさい、理由も告げられず裏方に回される、といった事例もあります。
 
年齢差別の例5 「○歳なんだから」結婚・出産・就職せよ! 年相応に!
 
年齢を理由に差別的な言動をする人もいます。年齢にふさわしいふるまいをせよ、と迫る人は、本人に悪気がなくても、年齢で相手をジャッジし、差別している可能性があるのです。
 

さいごに。履歴書に年齢を書かないでよくなる日はくる?

 
今回は、日本ではあまりにも頻繁におこなわれているため、当然のこととみなされがちな年齢差別についてご紹介しました。
 
日本でしか就職活動をしたことがない方は、履歴書に、性別や年齢を記入することは当たり前のことだと感じているかもしれません。ですが、アメリカの企業に提出する履歴書には、通常、性別や年齢・国籍を記入する必要がありません。性別、年齢、国籍はその仕事にふさわしいか否かの判断に全く関係ない(ことになっている)からです。
 
日本も、「年齢や性別は就職にはなんの関係もない」という国になればいいのですが、まだまだ道のりは遠そうです。
 
(今来 今/ライター)
 
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