「わたしの彼氏、もしかしてモラハラ男?」
 
あなたのその予想はほぼ間違いなく当たっています。
 
モラハラのありとあらゆる事例を見てきて確信していることは、「あなたの彼氏が変わる可能性は万が一にもないと思っておいたほうがいい」ということ。
 
「ちょっとひどいこと言われているような気もするけど、別れるまでもないかなぁ」と思っているなら要注意。
 
その「別れるまでもないかなぁ」という思考になってしまっていることこそ、モラハラ彼氏の思う壺なのですから。
 

こんな彼氏は危ない!モラハラ男の特徴

 
まず、あなたが今の彼をどう捉えているかは脇において、一般的にどういった行為を「モラハラだ」とするのかその基準を見ていきましょう。
 
モラハラとは「モラル・ハラスメント」の略で、精神的暴力、精神的虐待のことです。
加害者は態度や言葉によるいやがらせを繰り返し、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。
 
参考:本田りえ,露木肇子,熊谷早智子『「モラル・ハラスメント」のすべて 夫の支配から逃れるための実践ガイド』(講談社)より
 
具体的には、
 
・無視する(意図的に会話を拒む)
・わかりやすく不快感をあらわにする(溜め息、不満そうな顔をするなど)
・彼女や第三者を見下すような態度をとる(バカにする、冷笑する)
・反論しようとすると言葉でねじ伏せてくる
・「自分が正しい・お前が間違っている」という姿勢を崩さない
・突然怒りのスイッチが入り、その理由はこちらにはわからない
・外面がよく、周囲の人からは「いい人」と思われている
・知り合った当初はものすごく優しかった
・今でも暴言を吐いた後に急に優しくすることがある
 
などの行為が挙げられます。

ナチュラルに人を見下す心理とは

 
あなたは彼に「お前は本当にバカだな(使えないな・つまらないな)」と言われたり、あなたの親や知り合いに対して「あいつ本当にクソだよな(マジムカつく)」と言われたりしたことはありませんか?
 
きっとその時には「どうしてそんなにひどいこと言うの?」「わたし(ないし親や友達)が何か悪いことした?」と頭の中に?がたくさん浮かんだと思います。
 
モラハラ彼氏がなぜナチュラルに人を見下すのか?それは彼の性格が悪いからではありません。
 
簡単に言うと、「人を見下すことでしか自尊心を保つことができない」からです。
 
自己肯定感が極端に低く、常に「見捨てられる不安」「価値がない自分」に恐れを抱いており、その恐れを払拭するために「他人を攻撃して屈服させること」しかできないのです。
 

モラハラ彼氏に同情してはいけない

 
かといってここで、「やっぱり彼はかわいそうな人なんだ」「わたしが助けてあげよう」などとは思わないでください。
 
冒頭にも申し上げましたが、モラハラが「第三者の介入」によって変わる可能性は限りなくゼロに近いです。
 
本人が自覚し、「やめたい」と思えば別ですが、被害者はそれすらも期待してはいけません。絶対に、です。
 
自分にならなんとかできると思わないことです。愛の力ではモラハラは変わりません。

別れる?どうする?モラハラ彼氏の対処法

 
それがモラハラ「気味」であろうと、完全なモラハラであろうと、モラハラ彼氏への対処法は同じです。
 
1、目をじっと見つめる
モラハラ加害者は「抵抗を示さない従順な相手」を被害者に選びます。
ですから、モラハラ攻撃を受けた際に、うつむいたり目をそらしたりすると「コイツは抵抗してこない」と学習し、さらに攻撃を強めてきます。
 
モラハラの深層心理は「不安」です。その不安に突き刺すように、相手の目をじっと見つめましょう。
この際、喧嘩腰になったり口ごたえをしたりすると火に油です。無言のまま「わたしはあなたの言いなりにはならない」と言う意志を見せつけることが重要です。
 
2、信頼している人に相談する
親や友人など、あなたが信頼できる人に、彼の行動を相談してみましょう。
それにより「あんたの彼氏おかしいって!」「それモラハラじゃん!」と指摘してもらえます。
 
モラハラの術中にハマると「彼は悪い人じゃない。わたしに原因があるんだ」と思いがちです。
第三者の冷静なアドバイスをもらうためにも、人に相談しておくことは重要な対処法になります。
 
3、暴言を録音しておく
法律的な話になりますが、万が一に備えて、相手の暴言などを録音しておきましょう。
これはあなたが別れ話を切り出した時などに「損害賠償だ!」と脅してきた時に、法的な根拠を持って対抗できるようにしておくためです。
 
LINEなどのメッセージをスクショしたり、日々の言動を日記に書き留めておくのも効果的だと言います。
詳しくは弁護士などに相談しておくと良いでしょう。
 
4、別れる
これが一番取ってもらいたい手段です。モラハラと関係を継続させて幸せになった人の例をぼくは知りません。
どこかで必ずメンタルに限界を迎えます。
 
「この人は私がいなくなったらもっとおかしくなる、誰も受け入れてくれなくなる」という同情の気持ちは必要ありません。
 
スパッと別れて、ありとあらゆるつながりをブロック・シャットアウトしましょう。
 
別れる際には強行突破でも構いませんが、話をしてケジメをつけたいと思うなら、家などの密室ではなく、カフェなどの「第三者の目がある場所」で話すようにしましょう。
 

真に受けないことが大事

 
モラハラ気味彼氏に接する上で重要なことは、何を言われても「自分の問題」にしないことです。
彼は「あなたの問題を指摘している」のではなく「自分の不安を払拭するためにあなたを利用している」だけなのです。
 
モラハラ攻撃を受けても「これはわたしの問題じゃない。彼氏の問題」と割り切って、関心を寄せないことが大事です。
繰り返しになりますが、「わたしがなんとかしよう」と思わないこと。これだけは強く胸に誓っていただければ幸いです。
 
(川口美樹 /ライター)
 
■モラハラされている自覚があるのに別れられない理由
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