ストーカーは誰でも巻き込まれる可能性のある犯罪です。まさか、自分は大丈夫。そんな風に油断しているといつの間にか被害にあってしまう危険も。
今回は、もしも元カレがストーカー化してしまったら、という想定でストーカー対策を解説していきます。
ストーカーとは?
今更ご説明は不要かと思いますが念のため。ストーカーとは特定の個人を執拗(しつよう)に付け回す人のことです。
つきまといや待ち伏せだけでなく、無言電話や脅迫(きょうはく)、中傷などをともなうこともあり、ストーカー規制法(※1)によって禁じられています。
個人でできる対策
ストーカーは自分に非がなくても巻き込まれてしまう可能性のある犯罪です。
「元カレから監視されている気がする」など被害に合う恐れがある場合は、まずは個人でできる範囲で気を付けましょう。
戸締りをきちんとしよう
戸締りをきちんとしていないと、ストーカーはあなたが気が付かない間に侵入します。家の中を調べられるだけではなく、盗聴器をしかけたりする恐れもあるのです。さらに、あなたが家にいるときに侵入し、危害を加えられる恐れもありますので、戸締りは厳重に行いましょう。付き合っていた当時に合い鍵を渡している場合は、鍵を付け替えるか、引っ越ししましょう。
郵便受けは鍵付きに
ストーカーはあなた宛ての郵便物を無断で開封する可能性があります。郵便受けが誰でも開けられるようになっていませんか? その場合は鍵付きに変えた方がよいでしょう。
SNSは更新・投稿しない
FacebookやTwitterなどで「○○くんと遊んだ」「○○というレストランにきた」など、何気ない投稿をすることがあると思います。そういった行動から、行動パターンを把握され、ストーキングをしやすくなってしまう可能性があります。また、異性と遊んでいることが伝わり、ストーカーを逆上させてしまう恐れがあります。SNSで情報を漏らしすぎることは、危険を伴いますので、ストーカーされている可能性がある場合は、個人情報をネットにあげることは控えましょう。
警察に相談しよう
危害が及ぶ可能性がある場合は、迷わず警察に相談しましょう。
現在、警察ではストーカー被害の拡大防止に力を入れています。
警察では、相談に乗ってくれるだけではなく、ストーカーへの警告や避難場所の提供、加害者の再発防止支援なども行っています。「まだ実害が出てないから警察は何も動いてくれないかもしれない」と思わずに、まずは相談してみましょう。
さいごに
ストーキングは犯罪です。警察による禁止命令に違反した場合、ストーカーは2年以下の懲役、または200万以下の罰金に処せられます。
「昔付き合っていた人だから」「私にも非があったのかもしれない」と警察に駆け込むことを躊躇(ちゅうちょ)することで、より大きな犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。できるだけ早い段階で警察に相談しましょう。
早めの相談が早期解決につながります。
※1 警視庁 ストーカー規制法
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/dv/kiseho.html
今来 今/ライター
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公開日:2018年3月1日
更新日:2020年3月8日