元風俗嬢、天照メイです。
お店で働いていると本当にいろんな方がいらっしゃいます。
意外にも、バリバリの有名企業の社長がSMでM男に徹していたり、弱小サラリーマンがどえらいサディストだったりもします。
しかし、性癖は片方だけに傾いている方ばかりではないのです。
私が働いていた風俗店は、女の子が痴女になり迫っていくという、女性が主導権を握っているようなスタイルの風俗店でした。
どんな男性でも女性から言葉やあらゆるテクニックで責められるのですが、優しいふんわり系の痴女もいれば、女王様タイプの痴女もいれば、お姉様タイプ、ギャルタイプなど様々なタイプがいます。
有名な癖の強い常連様もたくさんいて、女の子の間では「○○さん来たんだけど、今回はこんな感じだったの〜」なんて楽しく話すこともしばしば。
今回は、リアルなお客様のエピソードから『性癖の多面性』についてお伝えします♪
実はプライドが高いドMたち
絵に描いたような『ドM』でも、会話をしていくうちに彼らのこだわりや、プライドも見え隠れしたりします。
例えば、
・名前の呼び方
・言われたくないキーワードが多い
・プレイでされたくない事が多い
・なるべく優しくしてほしい
・男としてたてて欲しい(褒められたい)
など、ドMといえど多種多様です。
本気でバカにされたり、蔑まれるのが好きな方もいますが全ての自称Mさんたちがバカにされるのが快感だと感じるわけではありません。
『癒されたい』『尽くされたい』という方も多く、頑張ってる自分を最後には褒めて欲しい甘えん坊さんなのです。
また人によってSとMの相対バランスが変わるので、基本Mだけど人によって違った側面を見せます。
アナタもこの人には甘えられるけど、この人の前では素直になれないというようなことってありませんか?
Mにはご奉仕型と受身型がいる
Mも十人十色ですが、大きく分けると「奉仕型」と「受身型」がいます。
奉仕型は、ご奉仕が好きで「女性に対して尽くしたい!」「女性が喜ぶ顔が見たい」というタイプです。
一見Sっぽさもあるのですが、Mのご奉仕タイプは女性優位なので女性が「嫌」と言えばしてきません。女性が喜ぶことを察知して行動にしてくれます。
自分より相手のために尽くすので女性としては心地よいです。
受身型は、「女性からされるのが好き」なタイプです。このタイプはわがままっぽいところがあります。
「こんなことされたい!」というような願望も強く、設定などにこだわりも強い傾向にあります。
無邪気で子供っぽいところを見せるのがこのタイプです。
めんどくさいと思うこともありますが、手が掛かるほど可愛いと思わせるような母性をくすぐられます。
オラオラほどMの味を覚えると大変
オラオラタイプの殿方は、基本的にプライドが高く、低姿勢を取るのが恥だと考えます。
オラオラ系男子は「俺ドSだから、責めさせてくれないと萎える」とおっしゃいます。
責められる経験が少なく、リードされることがない為、選択肢は男性が優位に立つことのみ。
その場合は、こちら側が下手に出て甘えながらリードしていくとイチコロだったりします。
オラオラ系男子は一旦心を許すと、嘘のように甘えてきたり、Mっぽいところが開花し、嘘のように豹変していく傾向があります。
普段から強気な人ほど弱い部分を持っているものです。
よくいろんなコラムや話で多くの社長がSMクラブに通うというのも納得いく話なのですよ!
SとMはいつもとなり合わせにある
お客様情報記録しただけでも1万人以上はお相手してきたのですが、今思えば人の性癖も奥が深いものです。
見た目が強そうな人がMだったり、弱そうな人がSだったりびっくりすることもよくありますが、人によって、気分によって、人の性癖は変化します。
何かのきっかけで開花したり、無性に興奮するようになったり……
SもMも見方によってはどちらにも捉えることができます。
ある意味、SだからMだからという概念はもう古いかもしれませんね。
あなたの中ではSとMはどんな風に存在していますか?
(天照メイ/ライター)
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