元風俗嬢の天照メイです!
今回は、男友達に恋愛相談……その結果、修羅場を迎えたエピソードの後篇です。
【前回のエピソードのあらすじ】
ある女性は、商社で働く仕事に情熱を注ぐ彼氏に構ってもらえず、あまりにも自分のために時間を作ってくれないので浮気しているんじゃないかと疑ってしまう。そんな時、話を聞いてくれ寂しさを埋めてくれたK君。彼氏と喧嘩した女性は、K君と会うことに。K君のエスコートにキュンキュンした女性は、少しずつ惹かれていくK君の家に行ってしまう。
目次
K君と体を重ねて……
彼氏と喧嘩したのがきっかけでK君の家で飲みながら映画を観ることになった私は、薄々この後の展開に気づいていました。
今日1日でK君との心やパーソナルスペースの距離感がグッと近づいたのを感じていたからです。
きっとK君も私のことを好きなのかもしれないと考えていると、フワッとK君が私の頭を優しく撫でて見つめてきました。
彼氏のことも嫌いになった訳ではないのに、K君の優しさに惹かれてしまっているのは事実。
優柔不断な私は、徐々に近づいてくるK君を拒むことなく受け入れてしまったのです。
彼氏が埋めてくれない気持ちをK君で埋めるのは間違っているとはわかっていながら。
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修羅場
私のために時間をたくさん割いてくれるK君と仕事に全力だと思われる彼のどちらを選ぶか決めかねていました。
早く決断すべきだと頭ではわかっていたのですが、K君の優しさに甘えて寂しくなったらK君とHしていました。
ある日、K君がうちに遊びにきてイチャイチャしていると、玄関の方からドアが開いたような音がしました。
しかし、私は気のせいだろうと気にも留めていませんでした。今度は、リビングの扉が開き、突然彼が現れたのです。
部屋の空気は一気に凍りつきました。「え……これ、どう言うこと?」と彼が低い声で言い、どう返事して良いか分からず黙り込んで俯いていると、空気に耐えられなくなったK君は「すみません」と一言だけ残し逃げるように帰っていきました。
残された私は、全て白状し彼と話し合うことになりました。
因果応報
彼はこの日早く仕事が終わり私に会おうと連絡したらしく、いつもならすぐに私から返事があるのに全く返事がないので心配になって来てくれたんだとか。
彼がずっと仕事を優先しすぎてしまっていたのは、他に女性がいるのではなく私との結婚を考えていてくれていたから。早く出世できるように上司とのコミュニケーションを優先していたようなのです。
仕事中もプライベートでも仕事を優先していたのでかなり神経を遣うらしく、疲れて私に構う余裕がなかったのだそうです。
そんなことも知らずに自分の寂しさを紛らすためにK君に甘えていた自分が情けなくなりました。彼も顔見知りであるK君と私が関係を持っていたことが許せないとのことで別れることになりました。
後から友達経由で知った話によると、実はK君にも彼女がいたようです。K君は誰にでも優しい反面、女の子にだらしない性格だったのです。
結果私は、せっかくの結婚のチャンスも自らぶち壊し、どちらを選ぶことなく独りぼっちになってしまいました。
寂しさは厄介
彼氏のことが大好きでいつも構ってほしいタイプの女性は、彼氏が忙しくて会えない日が続くと寂しい気持ちになります。この女性は、寂しさをどう埋めるべきだったのでしょうか。
寂しい気持ちを誰かに埋めてもらおうとすると他人に埋めてもらえなくなった時、また埋めてくれる別の人を探そうとします。
寂しい気持ちは、誰かに埋めてもらおうとすると意外に厄介なものです。愛する人がいるなら寂しい気持ちを別の人に埋めてもらおうとするのは、このエピソードのように裏切り行為であり面倒な事態を招きます。
彼が仕事で忙しいなら、趣味や習い事など自分磨きの時間にあてていた方が賢明だったかもしれません。
構ってちゃん体質な方は、寂しくなったら誰かに埋めてもらおうとせず、自分で埋められるように何か始めてみるのも良いでしょう。
(天照メイ/ライター)
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