恋人とはケンカをしないで仲良くやっていきたいもの。
そんな理想を具現化した、一度もケンカしたことがないカップルが世の中にはいます。
それは本当に仲が良いといえるのでしょうか。
今回はケンカをしたことがないカップルについて考えてみましょう。
ケンカをしないのはいいことだけど
「ケンカをするために恋人と付き合っている」
世の中にはいろいろな人がいるのでゼロではないでしょうが、そんな人はほとんどいないはず。
多くのカップルは「恋人と仲良くして、楽しい時間をすごしたい」と考えているでしょう。
そんな理想を実現している「一度もケンカをしたことがない」なんていうカップルも存在します。
お互いが相手を深く愛していて、お互いに相手を尊重できて、物事に対する考え方や感じ方が似ている。
そんな相性バッチリのカップルも世の中にはいます。
ずっと仲良く付き合って、やがて結婚して仲がいいまま生涯をすごせるのです。
しかし、ケンカをしたことがないカップルのすべてが「相性バッチリの理想的なカップル」ではありません。
ケンカをしないカップルは必ずしも理想の恋人ではない場合もあります。
以下で一度もケンカをしたことがないカップルの問題をみてみましょう。
本音で語り合っていない可能性も
ケンカにならないのは両者か、もしくはどちらか一方が気持ちを抑え込んでいる可能性があります。
恋人がなにか気に障る行動をしても、「ケンカして関係を悪くしたくない」「相手の気分を害すると嫌われてしまう」と考えてガマンをしてしまうのです。
単純に「揉め事が苦手」という理由で、自分の気持ちを抑えてしまうケースもあるでしょう。
少なからずカップルは相手の行動や言動に目をつぶるものですが、どこかでガマンができなくなり気持ちを恋人にぶつけてしまうもの。
しかし、一度もケンカしたことがないカップルはガマン強くケンカにならないように感情を制御するのです。
それは大人の対応かもしれませんが、恋人同士なのに「本音を見せていない」状態でもあります。
本音で語り合えない関係を「仲が良いカップル」とはいえないですよね。
初めてのケンカで破局する可能性も
「ケンカをする」というとマイナスイメージが強いと思います。
しかし、ケンカをするのはお互いの気持ちを確認する行為です。
お互いが本音をぶつけ合って、相手の気持ちを理解できます。
ケンカを乗り越えた数だけ相手を深く知るきっかけになるのです。
ケンカをして埋められないズレを感じれば破局にいたる場合もあるでしょう。
しかし、ケンカを何度か乗り越えられると、絆の強いカップルになれます。
ケンカを一度もしたことがないカップルは気持ちをぶつけ合うことで絆を強める行為をしないまま関係を続けてしまう場合も。
「ケンカはしたくない」と衝突を避け続けても、いつかはガマンができなくなる場合もあるでしょう。
何年もたって初めて本音をぶつけ合ったときに、それまでに強固な絆ができていないと、そのケンカで関係が壊れてしまう可能性もあるのです。
もちろん、カップルの絆を深めるのはケンカだけではありません。
べつのかたちで絆を深められているなら、ケンカは必要ないと付け加えておきます。
まとめ
「ケンカを一度もしたことがない」そんなカップルは理想に感じるでしょう。
しかし、ケンカにならない理由が「感情を押し殺して付き合っている」であるなら、ケンカをしなくても、理想的なカップルではありません。
ケンカをするしないよりも、相手をどれだけ理解して尊重できているかが大切です。
(大船くじら/ライター)
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