誰しもが言えないヒミツをひとつやふたつくらい抱えているもの。ではそれがたとえば、あまり積極的に言いたくない趣味の場合ならどうでしょうか。
広く一般に馴染みや理解が行き渡っていない、深みのある趣味に没頭し過ぎてしまうと、好きな人にはなかなか言えない……。
そんな女性も多いのではないでしょうか。
でも、好きなものや情熱を注いでいるものって、やめるわけにも行きませんし、なかなか折り合いがつけづらい。
とはいえ、好きな人にもいずれはバレる時が来るし、黙っているのも気持ちが悪い。そんな場合は、どうやって自分の趣味を伝えたらいいのでしょうか。
今回は、毎日を“推し”のために捧げるという、深く尊いライフワークを持つ女性に向けた、好きな人への暴露の仕方を考えてみました。
ふたりの距離を図ることが第一優先
出会った当初に、「実は私、腐女子で……」と暴露してしまっては、理解のない男性は、「あ、そうなんだ」と内心では引かれてしまいそう。
そのため、まだ相手と知り合ったばかりのうちは、自分にとって不利になる話題や言動は避けたほうが無難ではないでしょうか。
もし、好きな人に自分の趣味を理解してもらいたい。そう思うのなら、ふたりの関係が出来上がってから。ふたりの間に確かな信頼関係が出来上がってからにしたほうが、無難かもしれません。
知り合って早々に、自分に不利益になるようなことを言う必要はないと思います。
まずは、相手との関係を築き上げること。距離を図ることを最優先に考えてみましょう。
ヒミツを打ち明けられる仲に
相手との距離が図られていくなかで、相手の人となりや趣味や好みもわかってくると思います。相手も同じように、なかなか人には言いづらい趣味を持っているとわかれば、そこで「実は私も……」と言ってもいいのかも。
お互いに似たような境遇だとわかれば、そこからふたりの仲が深まる可能性はあると思います。
たとえ相手が自分と似たような、言いづらい趣味を持っていなくても、ふたりの仲が深まれば、多少世間的に引くような話をしても、相手は受け入れてくれるでしょう。
誰しもが人に言えないヒミツがひとつやふたつあるもの。もしかしたら、彼もあなたが思っていないヒミツを、暴露してくるかもしれません。
それは彼もあなたのことを信用し、信頼しているからこそ、ヒミツを打ち明けてくるのだと思います。
さり気ないアピールから、自慢まで
さり気なく暴露する仕方としては、SNSのツイートやLINEのスタンプでそれとなく知らせるのはどうでしょうか。
筆記用具や雑貨、身に着けるものなどで、それとなくアピールをしてみるとか。
勘のいい男性なら、そこから「あ、もしかして……」と察しがつくかもしれません。
ふたりの距離が深まってくれば、お互いの素性を見せることが、むしろふたりの仲に役立つはず。
尖った趣味だって、ニッチな世界だって立派な好きなもののひとつです。そういった趣味に没頭するあまり、たとえば月に1回は大きなイベントへ出向いているとか。その趣味が高じて、ピアノを弾くようになったとか。
何か人にちょっと自慢したり、アピールできるポイントがあれば、ぜひ一緒に伝えられると、彼も馴染みのない趣味に理解を示してくれるようになるかもしれません。
おわりに
あまり世間に浸透していない趣味を持っていると、なかなか人に言いづらい。そんな風に、ちょっと卑屈に考えてしまう女性もいるかもしれません。
でも、卑屈に考えるよりも、「これが人生の楽しみ!」と言えるくらいなら、ぜひ堂々としたいもの。ちょっとずる賢く、自分の魅力のひとつとして、上手に伝えてみてください。
(柚木深つばさ/ライター)
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