どう見ても脈ナシなのにも関わらず、諦めがつくまでとことん突き進み、最終的には傷ついてボロボロになってしまう女子がいます。
とくにそのお相手が社内の男性だった場合、社内での立場や周囲の目も考慮しなくてはいけませんから、相手から脈ナシをほのめかされるくらいでスッパリ諦められるのが賢い女というものです。
とは言っても、実際に渦中にいると冷静になれないのが現実です。
筆者が実際に目にした同僚の社内恋愛を参考に男性が発する脈ナシサインの見分け方をご紹介します。
いくつもあった「脈ナシ」のサイン
以前筆者と同じ会社に勤めていて、恋愛オンチで有名だった同僚のA子(34)が社内のTさん(32)を好きになったときの様子を参考に、脈ナシサインの見極め検証をしてみましょう。
●その1:社交辞令をうのみにする
社内で見かけるだけのTさんのことを気になり始めたA子。
彼女からの最初のアプローチは「今度飲みに行きませんか?」という月並みなもの。
Tさんは「ぜひ、またの機会に!」と爽やかに答えたそう。
「また」を心待ちにするA子の中で、気づけば「Tさんがサシ飲みをOKしてくれた」ことになっていました。
●その2:「彼女はいない」をうのみにする
ストレートな愛情表現をかわいいと思っているA子は、「彼女とか、いるんですか?」とTさんに聞きました。
「彼女はいない」というTさんの言葉に浮かれたのはいうまでもありません。
でも、社内の、しかもよく知りもしない女に、彼女の有無をバカ正直にこたえる義務はどこにもないのでは? と誰もが思ったはずです。
●その3:社内メールでデートが成立すると思っている
待てど暮らせどTさんから飲みに誘われない! とぼやいていたA子ですが、よくよく聞いてみると直メールは交換していないことが判明。
「まずはメアド交換からしたほうが……」と正論を言いかけた同僚を遮り、「社内メールは知っているから! わたし、もう少し待ってみる」と宣言したA子でした。
●その4:挨拶だけで「距離が縮んだ」と喜ぶ
部署がちがうためTさんとなかなか会えないことに痺れを切らせたA子は、Tさんが行きつけの定食屋に通い始めました。
「今日もあいさつした」と浮かれるのは微笑ましいことですが、「向こうからもあいさつをしてくれるようになったし、わたしから飲みに誘ってみようかな?」とA子は真顔で言いました。
いい大人だし、知り合いと会えばあいさつくらいはするよ? とは誰も突っ込めませんでした。
●その5:「みんなで行きましょう」をうのみにする
意を決したA子は、「いつ、飲みに行きますか?」とTさんを捕まえて聞きました。
「また、みんなで」と引き続き爽やかなTさんに対し、「たしかにいきなり2人よりも、最初はみんなのほうがいいかな」とA子は妙に納得しちゃった様子。
「Tさんと同期で仲良しのMさんに、一席設けてもらおうかな」と、まだ言うか!?
●その6:「社内の人とは飲みに行かない」と断られる
「Mさんを巻き込むのはやめなよ」とさすがに釘を刺した同僚たち。
「じゃあ、自分で誘う! 待つのも疲れたし」と今度は必ず返事をさせようとするA子の気迫に覚悟を決め、Tさんはしぶしぶ「社内の人とは飲みに行かないことにしているんです」と言いました。
「『飲みに行くくらい、いいじゃないですか!』って言っちゃった……」と泣きじゃくるA子のひとり恋愛劇は幕を閉じたのでした。
「恋は盲目」でも「節穴」にならないように
飲みに行く気がある人になら「いつ行きます?」となるのが通常の流れです。もちろんその場で直メールの交換も行われるはず。
最初から「脈ナシ」のサインはいくらでもあったのに、もはや「恋は盲目」を通り越して「節穴」の域に達しているA子の痛すぎる言動。それが社内ならとくにいただけません。
失恋の痛手はさておき、「やんわり断るぐらいじゃ空気がよめない女」というレッテルを貼られてしまうと、社内恋愛の壁は一層高くなりそうです。
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Written by かぎあな