こんにちは、沙木貴咲です。自分のちょっとした発言が引き金になって彼氏と大げんか……という修羅場を迎えたことはありませんか?
自分で自分の恋をぶち壊す【セルフ地雷】ともいえるものを、実は誰でも持っているんですね。
ちょっとした一言がけんかの原因に!
たとえば……楽しみにしていた映画を彼と一緒に観に行く約束をしていたのに、当日の上映5分前に「ごめん。仕事で行けない」の連絡。仕事だからしょうがないとは思うものの、このドタキャンに対して激怒する女性は多いのではないでしょうか?
「はあ? 5分前に信じらんない」「どうしてもっと早く連絡してくれないの?」
なんて、文句メッセージを返信してしまうかもしれません。
でも、そういうちょっとした一言が、彼にとってはイライラの原因になるんです。ウソでもない限り、彼は仕事で映画に行けなくなったのですから、ドタキャンとはいえ仕方ないこと。上映5分前の連絡になったのも、忙しくてスマホがひらけなかったり、会議が続いていたりした可能性だってあります。
そんな状況に彼女から文句メッセージが届けば、彼氏も黙ってはいないでしょう。けんかになってもおかしくはありません。
ただ、この時にもし彼女が、「ドタキャンは悔しいけど、それよりも残念。ずっと楽しみにしていた映画だから、一緒に観たかったな……(涙を流すスタンプや顔文字)」というメッセージを送ったら、彼はどう感じるでしょうか?
次こそ、絶対に彼女を悲しませないようにする! と奮起してくれるはずです。
寂しいのに「寂しい」と言えない
さきほどのケースでは、5分前にデートをドタキャンしてきた彼氏に対して、彼女はイラッとしましたが、怒りが本当の本音でしょうか?
怒りは確かに「予想していたことが実現しない腹立たしさ」としてあるのですが、それ以外に「彼と会えると思っていたのに会えない寂しさ・楽しみを共有できるという当てが外れたガッカリ感」があるのでは?
そして、寂しさやガッカリ感のほうが、怒りよりも本当は強いのではありませんか?
年齢を重ねていくほど、人間は気取ってしまうものです。
寂しい、悲しい、悔しい、うれしい、楽しい……そんな無邪気な感情を素直に表せなくなっていくんですね。
「会えると思っていたのに会えなくて寂しい」「一緒に映画を楽しめるはずだったのに、残念」という感情こそ、本当の本音なのです。
それを正しく伝えられないがために、彼をイラつかせて自ら恋をブチ壊してしまう……とても勿体ないことだと思います。
喜怒哀楽を正直に!
本音をはき違えてけんかの種を作らないためにも、本当の気持ちをはき違えず、喜怒哀楽を正直にあらわすようにしましょう。恥ずかしくなんかありません。
特に寂しさやガッカリ感は、素直な言葉で示すべきです。
だって、「アナタに会えなくて寂しい」と言われてうれしくない男性はいませんから。
(ただし、日頃から感情を過剰に示していて、よく「寂しい」と言ってしまう人は、かえって彼氏に依存しているとウザがられてしまうので注意!)
そもそも自分はツンデレタイプだとか、ボーイッシュで勝気な性格を自覚している女性は、堂々と本音ダダ漏れを目指しましょう。ツンツンするだけ損をします。
さいごに
何事も「ものは言いよう」なんですね。
たとえ瞬間的にイラッとしても、その感情をどう分析して伝えるかで相手の気持ちは変わってきます。
刹那の怒りを伝えたって仕方のないこと。けんかの種を自分から蒔くなんて、しない方がいいに決まっています。
私はいつも一言多い……。
そう思っている女性は特に、自分が自覚する感情の、さらに下にある本音に気づくようにしましょう。
(沙木貴咲/ライター)