結婚式は人生で一番幸せな日、そんなイメージを必死でウェディング業界は宣伝してきました。しかし、よく考えたら、結婚式が一番幸せな日なら、その後に続く結婚生活はつまらなくなってしまいます。結婚式は単なるセレモニーであって、その日をピークにもってくるのは浅はかだと言えるでしょう。
 
しかし、結婚式は自分の周りの普段お世話になっている人たちが集まってくれる、大切な儀式であることもまた事実です。その日のために、時間をかけて演出や音楽、料理を選ぶ必要があるため、「このイベントを成功させたい」と熱が入っている人も多いのです。
 
紗代子さん(20代・仮名)もそんな結婚式準備に力を入れていた女性のひとりでした。しかし、紗代子さんの努力とは裏腹に、結婚式当日に最悪な出来事にみまわれてしまいます。今回は、そんな紗代子さんのエピソードをご紹介します。
 

夢見ていた結婚式場での結婚式。親友の助けもあり、準備完了

 

私は昔から結婚願望が強いタイプでした。父親に早くに死別されたというのもあって、自分の家庭を早く持ちたいという気持ちがあったんです。彼とは同じ大学の医学部で出会いました。大学在学中から同棲を始め、私は皮膚科医、彼は内科医になりました。
 
お互いに忙しい日々を過ごしながらも、彼とは家事分担も問題なくできました。「彼となら、仕事と両立しながら家庭を築いていくことができる」と考えたのが結婚の決め手でした。
 
隣の家に住んでいる親友のA子は、彼も含めて三人でよく遊んでいたので、結婚を決めたときは本当に喜んでくれました。
 
結婚式は、昔から素敵だな、と感じていた式場を予約しようと思いました。でも人気でなかなか予約できなかったんです。そんなときもA子は助けてくれました。
 
A子はウエディングプランナーだったので、コネで式場を抑えてくれたのです。ドレス選びも、結婚式の演出も、A子と夜な夜な考えて、自分が納得のいくものに仕上げることができました。

楽しみにしていた式当日。衝撃の事実が告げられた

 

当日のスピーチは、彼の側は病院の院長、私の側はA子にお願いすることにしました。
 
A子はスピーチ原稿を何度も書き直してくれました。「親友の晴れ舞台だから、台無しにできない」と繰り返しスピーチを練習するA子に、「そこまでしないでいいよ」とは言いましたが、本当に嬉しかったです。
 
A子のスピーチの練習に付き合いすぎて、当日を迎えるまでに私の方がスピーチを暗記してしまうほどでした。
 
小学生の頃のエピソードから、中学、高校と、私が忘れていた出来事までもA子が覚えていてくれていることに驚きつつも、いい親友を持ったなと思っていました。
 
だから、A子のスピーチは何度も聞いていましたが、A子がマイクの前に立ったとき、これまでのA子の献身が思い起こされて、ぐっと涙が込み上げてきました。
 
ドレスアップしたA子はいつも以上に綺麗に見えました。A子の顔には笑顔が見られませんでした。あんなに練習していたのに、緊張してるんだな、とちょっと微笑ましく感じました。
 
A子は息を吸い込み、マイクに向かってこういいました。「私は紗代子の幼馴染で親友です。そして、浩さん(新郎)の恋人でもあります」。
 
練習とは違ったスピーチの始まりに動揺を隠せない私。その後に続く言葉によって結婚式当日が人生最悪の日に……
 
ーー後編に続く。
後編は11月30日(月)17:30に公開予定! おたのしみに!
 
(今来 今/ライター)
 
■最悪な結婚式を迎えた花嫁の末路:前編「ちょっと怪しいと思っていたけど…」
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