最近、Twitterのタイムラインを賑わしているデヴィ夫人の『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』と言う本を読みました。
 
デヴィ夫人といえば、若い人にとっては「大統領の奥さんだった、お金持ちのおばさま」くらいのイメージしかないかもしれませんね。(僕もそうでした汗)
 
しかし、彼女の婚活論からは、戦後の激動の世の中で壮絶な人生を生き抜いてきた彼女らしいメッセージを感じました。
 
「男に選ばれる女になれ」「男に追いかけられる女になれ」
 
男女平等が叫ばれる昨今で、一見時代錯誤にも感じるこのメッセージの裏には、「選ばれる」ということはどういうことか?その本質が隠されていました。
 

妻に「選ばれた」自覚がある

 
僕も妻との結婚は「選んだ側」ではなく、「選ばれた側」である認識が強くあります。
 
プロポーズ時の僕は、収入で言えば月10万円もなく、貯金もゼロ、借金は200万円という状態です。
 
あなたがこんな状態の男性からプロポーズされたらどう思いますか?素直に首を縦にふれるでしょうか?
 
普通はどう考えても「NO」でしょう。
でも僕には「断られない自信」がありました。
 
なぜなら「お金」の面を除いた部分の、根本の人間性の部分を「これでもか」と磨いてきた自負があったからです。
 
そして、彼女は「そう言った人間性の部分を見る人だ」という確信があったからです。

デヴィ夫人が乗り越えてきた不幸の数々

 
大統領夫人なんてさぞ優美な生活を送ってきたのでしょう、と思いたくもなりますが、本の中は夫人が乗り越えてきた「不幸」が書き連ねられていました。
 
・戦時中に生まれ、極貧の家庭で育ったこと
・病床に倒れた母を残し向かったインドネシアで、「ハハキトク」の報せを受ける
・日本に到着した二日後に弟が自殺、その直後に母親も息をひきとる
・インドネシアでクーデターが起こり、スカルノ大統領が失脚。財産は全て没収。
・その後、愛を捧げたスカルノ大統領も亡くす
 
これだけ見れば決して「生まれ持った美貌だけでラッキーをつかんだ女性」ではないことが容易にわかるのではないでしょうか。
 
しかし、それらの困難にも、デヴィ夫人は「教養と持ち前のチャレンジ精神」で立ち向かいました。
 

「選ばれるために」対等になる必要がある

 
「選ばれる」と書くと、人によっては「選ぶ方が上」「選ぶ方が下」といった上下関係をイメージする人もいるかもしれません。
 
でも本当に対等な関係こそ、「選び」「選ばれている」という関係が発生するんですよね。
対等だからこそ、お互いがお互いのことを「選んで」いるわけです。
 
どちらかがどちらかに一方的に「選ばれる」なんてことはないんですね。
 
『選ばれる女におなりなさい』の中の一節にこんな言葉がありました。
 
「あなたはそんな素敵な男性に見初められるようにどんな努力をなさっているのかしら?」
 
僕は、ここに「選ばれる」とはどういうことか?その本質が隠されている気がしてなりません。

「選ばれ続けるため」の努力も欠かさない

 
この本は「婚活論」の本ですが、この本を読んで、結婚後にも相手に「選ばれ続ける」ための努力を欠かしてはならないと改めて強く感じました。
 
努力とかくと窮屈な気がしますが、僕は妻の目の前に「金持ちのイケメン」が現れてもいいように心がけながら、毎日を過ごしています。
 
ですからできるだけ相手を喜ばせようにするし、気が付いた時にできるだけ感謝の言葉を贈ります。
相手がいつ何時でも「あぁこの人と結婚してよかったなぁ」と思ってもらえる自分であろうとし続けること。
 
それが本当の「選ばれる」ということだと僕は思うんですよね。
 
(川口美樹 /ライター)
 
画像出典:ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』(講談社)より.
 
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