嫁姑は古今東西、いがみ合うものと相場が決まっています。どれだけ仲良しの嫁姑でも、ふとしたきっかけで関係が崩壊してしまうことは珍しくありません。
涼子さん(仮名)も姑に対すストレスを感じている女性でした。姑の存在に悩まされ続けた涼子さんでしたが、あることがきっかけでリベンジを果たすことができたと言います。今日はそんな涼子さんのエピソード前編をご紹介していきます。
結婚前の印象は、上品で優しいお義母さん
結婚前の顔合わせのとき、「なるべく干渉しないようにするわね。私の世代は、姑から着るものまで指図されて色々つらかったから。私自身が苦労したから、涼子さんに同じ苦労はさせたくないの」と言ってくださったこと、今でもはっきりと覚えています。
そのときは、なんて思慮深い方なんだろう、と思いました。周囲の友達は嫁姑問題に悩まされている人が多いけど、私は無縁そうだな、と呑気に思っていたんです。
でも、私だけが例外なんてそんな虫のいい話ありませんよね。気付いたのは結婚した直後でした。
新居に頻繁に遊びにくる姑
新居は、彼の実家から一駅離れた場所にあります。今考えたら近すぎるとは思います。でも、当時は、義母がなにかあったときにもすぐ駆けつけられすし、いいよね、くらいの気分だったんです。
夫はそれまで実家に住んでいて、引っ越しの際には義母が何かとお手伝いをしてくれました。荷物を運んで、新居も片付けてくれて、今から考えたらその時点でちょっと嫌な予感はしました。
引っ越しが終わったから、もうしばらく義母に会う機会はない、と思っていましたが、それから三日と開けずに義母はうちにやってきました。
筑前煮を作りすぎたとかなんとか、何かしら理由をつけては遊びにきていて、頻繁すぎるなとは思いましたが文句を言うこともできませんでした。ただ遊びに来るだけならいいんです。
でも、次第に彼女は、私の家事や服装について口出ししてくるようになったんです。
最初に義母が目をつけたのはルンバでした。「あら、こんなの使って楽をしているの」って。ちょっと引っかかりましたが、「掃除がすごく楽ですよ。お義母さんも使ってみたらどうですか?」ってそのときは嫌味を言われているとも気づかずに無邪気に答えてました。
アクセサリーにまで文句を言う姑
それから、義母は食洗機にも文句を言いました。その時点からやっと気がつきました。あ、義母は、私が「専業主婦のくせに」楽をするのが気に入らなかったんだな、と。
専業主婦歴数十年の義母ですから、「自分は苦労してきたのに」という思いがあることは理解できます。でも、家事を効率化することって悪いことじゃないと思いませんか? 時代が違うのに、と思いましたが、もちろんそんなこと言えませんでした。
まあ、家事に文句を言うだけならまだよかったのです。でも次第に姑の小言は私のファッションにも及ぶようになっていったんです。
アクセサリーひとつとっても、「派手すぎる。遊んでいるように見える」とか。
最初の方は私もそういった理不尽な小言に耐えていました。耐えられなくなったのは、子どものことを言われてからです。
後編に続く。
後編は2021年1月3日21:30に公開予定! お楽しみに!
(今来 今/ライター)
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