営業部のエースの心を射止め、あっという間に結婚まで漕ぎつけた同僚のM。
みんなの祝福モードに気を良くしたのか、幸せマウントを取り始めます。
SNSでも、会社でも、飲み会でも、所構わず繰り広げられる自慢話に周囲がほとほと困り果てた頃……
私は知ってしまうのです。Mの本当の顔を。
彼女の傍若無人ぶりをご紹介した前編はこちら:「エリートと結婚して幸せマウント爆発! そんな女友達に待っていた不幸な結末とは【前編】」
Mは妄想話でマウントを取っている?
営業部に用事のあった私は、Mの旦那さんと雑談する機会があったので「毎日幸せみたいですね。そろそろお子さんも考えてるってMから聞きました。うらやましいです」
そう、何気なく聞きました。
しかし返ってきたのは、予想だにしない言葉でした。
「え、子ども? 僕が? 誰と作るんですか」
「誰とって……昨夜も、男の子がいいか女の子がいいか話したらしいじゃないですか」
「あぁ、Mですか? また妄想話繰り広げているんですね。いい加減現実見てほしいんですけど……よく言い聞かせておきます」
妄想話……? 言い聞かせる? 正直に言って混乱しました。
夫婦で食い違う結婚生活の実態
「Mに虚言癖なんてありましたっけ……?」
つい口をついで出た言葉でした。
「そこまでではないかもしれませんけど、なんか理想の新婚生活像みたいなものがあるみたいで、押し付けてくるんです。家に帰ったら、夕飯作って食べずに待ってるし。飲み会なのにですよ? だから『もう食ってきた』って言ったら、飲みの日は言って欲しいだとか……夜の10時半なんだから、察するものだと思うんですけどね」
女性の私からすると、「察してほしいとしても、一本連絡を入れるくらいできると思うけど……」と思いましたが、そこは黙っておきました。
幸せとは程遠い結婚生活
事態は思ったより深刻だったようです。
「じゃあ、あまりご自宅には帰られないんですか?」
「ですねー。だいたい飲んで帰るか、営業補佐の子の家で食べて帰ってますよ」
これ以上は聞いていられない、と思って、「そうだったんですね……では、また来ます」とだけ残して自室へ戻りました。
いてもたってもいられず、その日も定時に上がろうとするMを無理やりご飯へ誘い、問いただしました。
Mは泣きながら、全部本当だと話してくれました。
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旦那は最低自己中男だった!
旦那の自分勝手な行動に振り回され続けていると。
夕飯を作って待っていた話も、
「明日は飲み会だから、って言われたから、私はちょっと残業して適当にご飯食べて帰ったら、家にいて。なんで飯作って待ってないんだって怒られて……それから毎日、ご飯作って待ってるの。それなのに、待つなとか、頭使えばわかるだろとか言って、先に寝ちゃうし……」
離婚を勧めようと思いましたが、簡単には行かないだろうとも同時に思い、一緒に戦おうと誘うことしかできませんでした。
弁護士に相談して極秘に離婚準備中
今はMと一緒に弁護士を探しているところですが、旦那は相変わらずのようで、バレたらどうしよう、とよく泣きついてきます。
私の彼氏にも協力してもらい、早く解決したいです。
Mが幸せマウントを取っていたのは、ぽっかり空いた心の穴を埋めるためだったのです。
みなさんも、周囲に同じような思いをしている人がいないか、よく思い出してみてください。
(廣瀬伶/ライター)
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