2007年に「婚活」という言葉が社会学者の山田昌弘さんによって造り出されて以降、結婚相手を探すために、自分磨きをしたり出会える場所に出向いたりすることが流行りだし、シングルバーや相席屋、婚活パーティーなどの関連ビジネスも増加してきました。
 
婚活に奔走する女性たちもモチベーションは、「支え合えるパートナーが欲しい」「子供を育てられる家庭が欲しい」「一生一緒にいたいと思える人と出会いたい」などさまざまです。
 
なかには、「経済力のある男性と結婚して、家庭に入りたい」「高収入男性と結婚して、私はパートで働きたい」などと考えて婚活を行っている女性もいます。たしかに、高収入男性との結婚は、世帯収入を一気に上昇させられる手段のひとつですから、経済的な不安を抱えている女性にとっては魅力的に見えるでしょう。
 
しかし、結婚相手だけに経済力を求め、自分自身の経済力を軽視することは、場合によってはとてもリスクの高い行為になりえます。
 

女性が自分自身の経済力を軽視するリスクとは?

 
女性が自分自身の経済力を軽視するリスクは多数あります。
 
女性が自分自身の経済力を軽視するリスク1 パートナーが見つかりにくい 男女ともに、非正規で働いている人は、正規で働いている人よりも結婚率が低い傾向があります。また、近年同類婚といって、女性にも同様の学歴・経済力を求める男性も増えてきているため、女性自身の経済力が低いことで、パートナーに恵まれにくくなってしまうというリスクがあります。
 
女性が自分自身の経済力を軽視するリスク2 結局、労働時間が長くなる 高収入男性との結婚をきっかけに、正社員を退職しパート勤務になった場合、家事労働(無償労働)を女性がメインで担うことになります。統計上、正社員夫と、パート妻では、家事を労働時間に含めると、パート妻の方が労働時間は長い傾向があります。高収入夫と結婚し楽をするつもりが、結局労働時間が長期化してしまう、というリスクがあるのです。
 
女性が自分自身の経済力を軽視するリスク3 不幸な関係に見切りをつけられない 経済的に男性にだけ頼っていると、夫婦関係がうまくいかなくなった場合でも離婚することができなくなるというリスクもあります。
 
女性が自分自身の経済力を軽視するリスク4 貧困に陥りやすい 自分自身に経済力がなく、結婚によって貧困を脱した場合、夫の死や別離などによって貧困に逆戻りしてしまう可能性があります。
 

さいごに。「自分は稼げない・働くのに向いていないから養ってほしい」はアリ、でもリスキー

 
今回は、女性が自分自身の経済力を軽視するリスクについてご紹介しました。
 
「自分は外で働くのは向いていない。家事が好き」という場合などは、専業主婦・パート主婦になるという選択肢もアリでしょう。豊かな家の出身で財産などがある場合は自分で稼げる力を身につける必要がない場合もあります。ですが、中流家庭に生まれ育った場合、これからの時代は女性にも経済力がある方がより選択肢が広がることは確かです。
 
「高収入で優しくてすてきな男性と結婚したい」という目標に向かう努力より、「仕事でスキルアップして経済力をつけたい」という目標に向かう努力の方が報われやすく、よりリスクの低い自己投資なのです。
 
(今来 今/ライター)
 
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