「結婚したら、仕事やめたい?」と聞かれたことがある女性は多いでしょう。では、男性はどうでしょうか?
 

証券会社勤務Rちゃんが「結婚したら、仕事やめたいですか?」と聞き返した話

 
私の友人に、新卒から大手証券会社で働き続けているRちゃん(32歳)という友達がいます。
 
そんなRちゃんが、先日お見合いをしたのですが、相手の男性(30歳・薬剤師)から、「Rちゃんは、結婚したら、仕事やめたいですか?」と聞かれたそうです。
 
Rちゃんはお見合い2回目で、前回も同様の質問をされたので、とくに気にせず、「仕事は続けようと思っています」と答えたといいます。そして、その後、なんの気なしに相手の男性にも同じ質問をしてみたそうです。
 
「結婚したら、仕事辞めたいですか?」
 
そうすると相手の男性は、「旦那さんが仕事辞めたら、大変ですよね」と言って笑い、Rちゃんもつられて「ですよね」といって笑ったそうです。
 
でも、よく考えたら、Rちゃんはその男性よりも収入が上であることが予測され(Rちゃんの年収は約1000万円)たため、帰宅してからモヤモヤした気持ちになったと言うのです。
 

家事は「参加する」もの?「分担する」もの?

 
「別に、彼の言っていることがおかしいとは思わない。だって、現状、結婚するから仕事を辞める男性って日本にはほとんどいないわけだし。でも、私の方が収入が多いはずなのに、夫が大黒柱で、夫の方の仕事を優先させるのが常識っていう考えにモヤモヤする」とRちゃん。
 
私はそこで、別の友人、M子(同じく証券会社勤務・32歳)に聞いた話を思い出しました。
 
M子は現在一児の母ですが、数年前は絶賛婚活中でした。婚活の一貫としてある婚活アプリをダウンロードしたそうですが、そのアプリには、男性側は家事・育児に対する姿勢を選ぶ欄があり、「積極的に参加したい、できれば参加したい、できれば相手に任せたい」などの項目から選ぶことができるようになっていたといいます。
 
「家事・育児を、参加する、という意識の男性しかこのアプリにはいないんだーって思ったから、そのアプリを使うのはやめたんだよね。結局、紹介で今の夫と知り合ったけど、彼は家事を参加とか不参加とかで考えていない。分担するのが普通っていう考えだから私には合ってたと思う。でも、育児は私がほとんどやっていて、かなり不満あるけど……」とM子。
 

さいごに。「男性だから」「女性だから」は男女ともに苦しめる

 
RちゃんとM子の話を総括すると、やはり、日本の社会全体がまだまだ「稼ぐのは男性」「男性が夫婦の大黒柱であるべき」「家事・育児は女性がメインにするもの、男性はお手伝いレベルでよし」と考える傾向が強いように思います。
 
共働きが主流になった今でも、女性は家事・育児の負担から解放されていないようです。
 
女性が専業主婦になるのが当然の時代なら、家事・育児をワンオペで行うことはできたでしょうが、仕事と家事・育児との両立は並大抵のものではなく、夫婦間での協力が必要不可欠です。もしこのまま、家事・育児の負担が女性だけのものだと認識されることが続けば、ますます女性は結婚や出産から遠のいていくでしょう。
 
また、こういった性別役割が強固にあることで、男性も苦しむことになりがちです。稼げない男性は自信を失ったり、経済力がなくなることを恐れてブラック企業に見切りをつけられなかったりする男性は多いでしょう。
 
男女ともにより自由に、豊かに生活していくためには、「男性だから」「女性だから」とこれまで言われてきたことを、「本当にそうなのか」と一人ひとりが問い続けていく必要があるのではないでしょうか。
 
(今来 今/ライター)
 
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