婚活市場を見ていると、一部の女性が「自分より稼いでいる人じゃないと無理」「年収が低い人は尊敬の対象にならない」と、年収600〜800万円以上の人以外を排除している姿が見受けられます。
彼女たちは共通して、医者や弁護士、商社やコンサルなどのいわゆる「ハイスペック」にしか興味がないようです。
 
僕は彼女たちに思いっきり警鐘を鳴らしたいと思うのです。
 

日本人の平均年収は400万円

 
そもそも日本人の今の平均年収は400万円強です。
 
これはあくまでも平均年収ですから、実際は金持ちが平均を押し上げているため、実感としての平均年収は300万円ほどでしょう。
つまり「ハイスペック婚」を望む女性たちは、「普通」の人の2〜3倍の基準値で相手を探していることになります。
 
そうなれば男性の対象は極端に狭まり、熾烈(しれつ)な奪い合いに巻き込まれることになります。
実現の可能性が市場的にとても難しい、という意味で「ハイスペック婚」がヤバい理由、
その1がこちらです。
 

自分が「選ばれる」側にいない

 
「ハイスペック婚」を切望する女性たちは、無意識下で常に「選ぶ側」にポジショニングします。
お見合いパーティーで目の前に座る相手を「アリ・ナシ」で選別しているため、自分が相手に「選ばれる側」であることを忘れてしまうようです。
そうして男性のジャッジ癖がついてしまうと「ハイスペックな男性からどう見られているか?」という視点が抜けてしまうのです。
 
ハイスペックな男性が選びたくなる女性は、往往にして「ハイスペックであること」で男性を評価しない、打算的ではない純粋な女性です。
つまり彼女たちは、「ハイスペックを求めるあまりにハイスペックに求められない」という、自分で自分の首を絞めるような行為をしているのです。
これがヤバい理由、その2。
 

ハイスペックは近いうちにハイスペックでなくなる

 
「ハイスペック婚」を望むヤバさ、その3は、「ハイスペックがハイスペックで無くなる可能性を考えていない」ことです。
医者、弁護士、商社、経営コンサルなどのいわゆる「わかりやすいハイスペック」は、AIとロボットによって一部の超優秀な人材しか残らなくなります。
 
20年後のハイスペックの大半は、現代に登場していない予想もつかないような仕事している人でしょう。
時代によって稼げる仕事は全然違います。今稼いでいたとしても、未来稼げる保証は全くありません。
 
その辺を考えずに「ハイスペックであること」だけを見て結婚相手を選ぶなんて、僕が女性の立場だったらリスクが高すぎて絶対にできないと思うのです。
 

稼ぎで選ぶなら職種ではなく稼ぐセンスで選べ

 
僕は別に何も結婚相手に「経済力を求めるな」と言いたいわけではありません。
結婚生活にお金はなくてはならないものですし、あればあるほどいろんな選択肢を取れるので、不幸になる可能性を減らせます。
 
相手に経済力を求めるなら、稼いでいそうな職種で探すのではなく、普通の会社員だけど不動産投資をしている、といったような稼ぐセンスがある人を探すべきです。
まぁそのセンスを見抜くためには自分にそのセンスがないとダメなんですけどね。
 
(川口美樹/ライター)
 
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