アルバイト先で知り合った、年上女性と高校生の私。
アルバイト終わりに、彼女の車で家に送ってもらっていたある日、彼女の誘いで少し語り合うことに。
 
その車内で彼女からキスをされた私は、腰砕け状態に。
 
【前編はこちら】忘れられない! 男性が経験した一夜の甘い経験
 

大学へ進学

 

あの日のキス依頼、私たちの密会は幾度もありました。不倫をしている訳ではないので、密会と言うのもおかしいですが、一応私は高校生でしたし、彼女は私の親をしっていましたので、私たちにとっては密会という気分だったのです。
 
そんな密会は、車内の中だけでは満足できなくなり、彼女のアパートに私が出入りするようになるのは自然な流れでした。
 
昔に流行ったアニメをレンタルビデオショップで借りて、一話から一緒に観ていたのが懐かしい記憶です。
クリスマスの時は、ささやかな2人だけのパーティーもしました。
 
こんな関係がいつまでも続くと、私は若さゆえに本気で思っていたのですが、彼女は正しい判断ができる女性なのです。
 
時が流れ、私は遠方の大学に進学することになり、私は彼女についてきて欲しいと思いを告げたのです。でも、彼女が最後までうなずくことはありませんでした。
 
今思えば当然の判断なのですが、高校生の純粋な気持ちには、彼女はついて来てくれるだろうと本気で思っていたので、私は深く落ち込みました。

帰郷

 

彼女は遠距離恋愛を拒んだのですが、連絡は頻繁に取り合っていました。
でも、時が流れるにつれ連絡の頻度がお互いに少なくなり、当時は、誕生日にお祝いのメッセージを送る程度しか連絡はなかったと思います。
 
私は大学を中退し、特別に何もすることがなく数年をその土地で過ごし、私は故郷へと帰ることにしました。
正直、故郷への愛情というものは私にはなく、私の頭の中は常に彼女だけで、その時も、彼女のことだけを考えていたのです。
 
詳細は省きますが、帰郷後、私たちは復縁しました。
 

破局と復縁

 

これでめでたしめでたしではないのが、リアルな恋愛というもの。
 
私も彼女も若く未熟だったのでしょう。帰郷して復縁したのはいいのですが、別れては付き合って、付き合っては別れてと、何度も破局と復縁を繰り返す、奇妙な関係が何年も続きました。別れの期間もまちまちで、すぐに復縁することもあれば、数ヵ月も音沙汰なしというのもざらなのです。
 
でも、何か特別な縁(えにし)で結ばれているような気がして、もっと俗的な言葉で言えば腐れ縁というものかもしれませんが、彼女は私の心の中にいつまでもいたのです。
 

関東へ そして

 

破局中、もう何年も破局していたかもしれませんが、その時、私は再度引っ越すことにしました。
「そうだ、関東へ行こう!!」と思ったのです。
 
関東でのなんやかんやは置いておくことにして、関東での生活を送って数年が経ったある日、確か誕生日のお祝いメッセージがきて、その流れで久しぶりに連絡を取り合っていた時だったと思います。彼女から私は告げられました。
 
「『結婚しよう』と、ある人から言われている」
 
私の頭は真っ白になりました。
彼女とずっと付き合っていた訳でもなければ、彼女を支えていた訳でもないのに、頭が真っ白になるのはおかしいのですが、私にとって彼女はそれほど特別な存在だったのです。
 
「いつまでに答えを出すの?」私は問いました。
「そういうのは決まってない」落ち着きのある声で、彼女は答えました。
「とりあえず、答えは出さないで、少しだけ待って。いいね。絶対に答えはまだ出さないで」
 
私は電話を切り、すぐに車を走らせました。目的地は、私の故郷、九州です。
明日も仕事です。でも、そんなこと私にとってはどうでもいい些細なことでした。そんなことよりも、とにかく車を走らせ、すぐにでも帰る必要が私にはあったからです。
 
およそ1,400㎞、私は車を飛ばしました。

嵐の中のプロポーズ

 

実家にたどり着き、私は彼女に連絡をしました。
帰ってきたことと会いたい旨を告げると、彼女はとても驚き、そして、それ以上に喜び、数日後の夜に会ってくれると承諾してくれました。
 
彼女と会うその日は、夏のジメジメとした不愉快極まりない、しかも、嵐という最悪の天気でしたが、私も彼女も会わないという選択は頭の中になかったでしょう。
きっと、ヤリが降っても会っていたと思います。
 
でも、私にはわかっていたのです。最も愛すべき人を、何かの縁で結ばれている人を、放っておいた私に待っている答えを。
それでも私には、言わないといけない言葉があったのです。
おそらく、彼女がずっと言って欲しかった言葉を。そして、私に勇気がなくて言えなかった言葉を。
 
私は彼女を車に乗せ、丘にある公園に連れて行きました。きっと、嵐じゃなければ、ステキな星空だったでしょうが、横なぶりの雨に、折れた枝や葉が飛び交い、木々がうねり声をあげる、恐ろしく暗い夜空の中でした。
 
雨脚が弱まったころを見計らい、私と彼女は外に出ました。
私は嵐の中、膝をつき、花束を手に「結婚してください」と、彼女にずっと言いたくて、ずっと言えなかった言葉を伝えました。
 
私たちは行く当てもなく車を走らせ、たまたま見つけたコテージに泊まり、そこで、最後の夜を2人で過ごしたのです。
 
(瀬戸 樹/ライター)
 
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