男子と女子のボーダレス化が進んで久しい昨今。
メンズエステ、メンズ用化粧水など、今まで「女性のもの」と思われていたものでも男性用の商品が増加しています。
そのせいなのか、最近周囲の男性や友人の彼氏の話を聞いていると、「えっ、男子なのに?」と驚かされることもしばしばです。
筆者の周りに存在する、ユニセックス男子をご紹介します。
男子はここまで進化した!ユニセックス男子4選
●その1:ネイル男子
自然派化粧品を扱うLUSHの店舗スタッフやバンドマンに多い、ネイルアート男子。
単色塗りだけでなく、ネイルアートの域まで達している男性もいるようです。
・「キャラネイルはテンションが上がる。ペディキュアなら隠れるし、気軽に楽しめる。女子だけのものにしておくのはもったいないと思う」(26歳/アパレル)
・「社会人になったとき、先輩に『男でも指先に気を使えるようになれ』と言われて始めました。つやを良く見せるために透明のマニキュアを塗っています。今ではもう習慣ですね」(24歳/営業職)
●その2:ランジェリー男子
下着メーカー社員などに多い、女性用下着を着用するランジェリー男子。彼らはなぜブラを着用するのでしょうか?
・「最初は自社製品を使ってみないと、消費者の気持ちがわからないと思って。女性用下着は男性用と比べてフィット感が違うんです。動きやすくてハマりました」(38歳/経営)
・「少し太めなので、彼女の下着を冗談でつけたら、意外に収まりが良かった」(21歳/フリーター)
・「適度な締め付け感が心地よく、リラックスできます。こっそりつけているという背徳感も興奮材料になり、良いです!」(33歳/メーカー)
●その3:メイク男子
眉をととのえるのはもちろん、アイライナーも引いちゃうメイク男子。
合コンや商談など、気合いを入れたい日にメイクをするという男子も多いそうです。
・「顔色がよく見えるので色付きリップクリームを愛用中。でも自分で買うのは恥ずかしいから妹や女友達に買ってもらってます(笑)」(29歳/販売)
・「薄くアイライナーを引くと目がきりっとしていい感じになれる。奥二重なのもコンプレックスだったので、毎朝メイクが欠かせません」(35歳/医療)
・「毎日眉毛は書きますね。一気に男らしさが増します! 青ひげが気になるときは、コンシーラーを塗ることもあります」(27歳/広告)
●その4:エステ男子
営業マンなど普通のサラリーマンにも多い、エステ男子。
脱毛や痩身などは、いまや男の身だしなみとして常識になりつつあるとか……!?
・「体毛が濃い方なので、全身脱毛に通っています。今は多いんじゃないですか?」(31歳/美容)
・「付き合いで飲む機会も多く、ちょっと油断するとぜい肉が付く。でもビール腹じゃあモテないしカッコ悪い。時間と労力を考えるとエステに通ったほうが効率的かなと」(35歳/IT)
男だって美しくありたい!
職業柄なのか、ファッションや美容業界のおしゃれ男子ほど、ユニセックス男子になりやすい傾向があるようです。
彼らの声を聞いていると、顔色を良く見せる、美肌のためなど、見栄えを良くするために使っているという声が目立ちました。
利便性とファッション性を突きつめていくと、女性も男性も求めているものは同じなのかもしれませんね。
また、「女ものを普段から使っていると、浮気の証拠をうっかり見つけられた時に弁解しやすい」という聞きたくない声も……。
急増中のユニセックス男子にいちいち引いていては、「時代遅れ」と言われてしまう日がすぐそこに来ているのかもしれませんね。
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Written by 梅崎加菜
Photo by 王謄