人間、自分の想像の範囲を超える状況に遭遇すると、恐ろしさを感じるものです。
何年か前、田舎の無人駅で終電を逃すという致命的な事態におちいったことがありました。
 
このとき、もう深夜だというのに待合室に、やけに古臭い格好をした若い人たちがぎっしり詰まるように入っていて、みんな俯いているという光景を目にしたんですよね。
 
時間が時間だし、既に電車はないのに、何してるんだろうと思って改札を抜けて待合室のドアを開けてみると、もう誰もいませんでした。
 
こういう、何がなんだかわからない事態に出くわすと、シンプルに怖いんですよね(笑)。
 
まあ、これは極端な例ですが、男性の場合は女性に対しても、これに近しい恐怖を抱くこともあります。
それが、あまりに女性が“やさしい”とき。
 
過剰なやさしさって、恐怖の源泉ですよ……。
 

浮気しても怒らない彼女のやさしさ

 

僕の若いころの話をしましょう。
 
20代前半頃に、3年ぐらい付き合っていたKちゃんという女性がいたのですが、彼女はとにかく彼氏を甘やかすタイプの女性でした。
 

今思うとだいぶアレなんですけど、子供の頃から仲良しの友達の家に遊びに行くときも送り迎えをしてもらってましたし、デートのとき、食事代も半分ぐらいはKちゃんが出してくれました。
 
多少傷つける発言をしても怒らないので「なんで怒らないの?」みたいなことを聞いたこともあります。
こういうときKちゃんは「怒る理由がないから、怒らないんだよ」と言っていました。
 
そのときの笑顔がちょっと怖かったのをおぼえています。
 
あるとき浮気をしてしまい、それがKちゃんにバレるということがありました。
このときもKちゃんは怒らずに、ニコニコしながら「もうしないでね」とだけ言ったんです。
 
「もうしないけど、もしもう1回したらどうする?」って聞いたんです。僕も若かったので。
するとKちゃん、「あなたを刺し殺して私も死ぬね」と、そのときはじめて鬼のような形相でそう言ってきたんですよね。
 
静と動。いきなりこういう変化を見せられるともう怖くてダメでしたね。
僕が悪いんですが、そのまま別れてもらいました。
 
こう書くとだいぶクズいですけども。

アレもコレもあたえる女性のやさしさが怖い

 

また、とにかく男性を甘やかして甘やかして、もう彼氏が「そんなにしなくていいよ」って言っても、まだ甘やかす女性もいますよね。
 
こういう女性、数人知ってます。
 
1人は元々ホストにハマッてて散財することが愛情表現という感覚が残っている人。
もう1人は彼氏がイケメンで、どうしても手放せないという人。
 
そしてもう1人は、単純に彼氏が年下で自分より稼ぎがないので、物心両面で甘やかすって人ですね。
 
でも、男性にしてみるとあんまりアレコレ満たしてくれる女性の底なしのやさしさって、怖いしちょっと鬱陶しいところはあります。
 
一番の理由は、あたえられたやさしさの分だけのお返しをするにはどうしたらいいのか。
それを考えなくちゃいけないめんどくささってのがあるんですよね。
 
次に、単純に甘やかされるのが苦手だし、怖いってのもあります。
 
とにかく男性は、過剰に甘やかされるのは、基本的には嫌いなんです。
甘やかされるより、甘やかしたいってタイプの方が多いと思いますよ。
 
「俺は彼女に甘えたい」みたいなタイプは甘えるっていうか依存するタイプが目立ちますし、それって彼氏じゃなくてヒモですよね。
 
ま、何にせよ、抱えきれないほどのやさしさは不気味に思えるってことです。

おわりに

 

理想は、そうですね……甘えつつ、甘やかす。
お互いに持ちつ持たれつみたいな関係が、男性が気負うことのない恋愛なんじゃないでしょうか。
 
物的に施すのは、やっぱり劣等感を男性にあたえる側面もあるし、精神的な施しも度が過ぎるとプライドを傷つけ、そして恐怖を抱かせます。
 
物や愛情を一方的にあたえるのも、悪手ってことですね。
 
(松本ミゾレ/ライター)
 
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