恋愛系のメディアやコラム、占いなどで、「恋人を選ぶなら価値観が合う人」というフレーズを見ることは多いかと思います。そしてそれに感化されて好みのタイプが「価値観が合う人」と、考えているひともいるでしょう。
 
しかし、価値観というものは、実は簡単に変わってしまうものなのです。
 
価値観の合う、合わないを基準に相手を選んでも、いざ付き合い始めてみたら「あれ、なんかこの人は違うかもしれない……」と、違和感を覚える可能性も否定できません。
 
恋人選びで本当に重視したいものって、いったい何なんでしょうか? 今回のコラムでは、そこを考えていきたと思います。
 

「価値観」が恋人を選ぶ基準にならない理由

 

「価値観が不変のもの」と思う人は多いかもしれませんが、価値観ほど柔軟で変わりやすいものはありません。
 
特に恋愛においては好きな人の考え方に影響を受けて、価値観なんていとも簡単に変化してしまうものなのです。経験のあるかたもいるのではないでしょうか。
 
また、年齢とともに重要視するものは変わりますし、ポリシーも生涯一緒とは限らないでしょう。20代前半に価値観が合うと思って付き合った彼氏が、20代後半では「考え方が違う」と合わなくなる可能性だって、大いにありますよね。
 
それでは、恋人を選ぶときに大切にしたほうがいいのは何かというと……「食べ物の好み」「会話のフィーリング」「相手を尊敬できるかどうか」の3点です。「絶対にこれだけ!」と、断言できるわけではないのですが、重要視して間違いはないポイントだと言えます。

1.食べ物の好み

 

「彼氏は辛いものが好きだけど、彼女は薄味が好みで甘党」あるいは「彼氏はお酒を飲むのが好きなのに、彼女は下戸」などなど。食べ物の好みが合わない相手と付き合うと、食事の際に我慢や妥協が少なからず必要になります。
 
デートで食事をすることはほぼ必須ですし、2人で同じものを食べながら話すことという恋は、仲を深めるのは効果的な方法です。「彼に合わせるから大丈夫」「食べ歩きデートはしないから関係ない」と思うかもしれませんが、恋愛と食事には、切り離しようがない深いつながりがあるんです。そして、食の好みは交際期間が長くなるほど強く影響してきます。
 
特に、結婚を視野に入れた関係を望む場合は無視しないほうが良いでしょう。結婚は生活そのもので、朝昼晩の食事が夫婦で楽しめないというのは、思いのほか苦痛です。
 
また厄介なのが、味付けの違いです。これは生まれた地域によって違ってきます。
 
たとえば、自分が作った料理に彼氏が一口も食べずにドバドバ醤油をかける……という状況は、なかなか辛いものがあるはず。恋人にするなら、基本的な食の好みは似ていたほうが幸せでしょう。
 

会話のフィーリング

 

初対面の相手だとしても5分も話せば、自分と合うかどうかはわかるものです。そこから「お互いの興味が似ているか」、「話すテンポや声音がしっくりくるか」、「相手の話す内容に関心が持てるか」といったことが、判断材料になってきます。
 
恋人との会話に違和感を覚えるというのは、ストレスが溜まる原因になります。顔がドンピシャで好みだからと付き合っても、彼氏とおしゃべりが続かなければ、デートが苦痛に感じられるかもしれません。
 
合わせようとしなくても自然体で話せる人が、「フィーリングが合う相手」と言えるでしょう。これは恋人選びでは重視したいポイントです。

相手を尊敬できる

 

女性には好きなタイプとして、「尊敬できる男性」を挙げる人が少なくありません。またこれは「仕事ができる人であってほしい」という意味合いで述べられることが多く、つまり「恋人にするなら、自分よりも仕事ができる人がいい」ということなのかもしれません。
 
しかし、実はこの条件は、良い恋人関係を長く続けるためには的を得た内容なんです。
 
というのも、自分と相手のスキルが同等だったり、得意分野が似通ったりすると、恋人をライバル視したり、お互いにダメ出しをしたりするからなのです。切磋琢磨し合う関係にはなっても、彼氏を尊敬することは少なくなり、物足りなさを覚えやすくなるんです。
 
恋人関係は意外にも似た者同士より、違う側面を持つ者同士のほうが長く続くものです。何もかも一緒だと同族嫌悪を抱き、恋人を疎ましく思いがちになります。性格や食の好みは似ていても仕事は違うなど、相違点があったほうが適度な距離を保てて、つねに刺激を与え合うでしょう。
 
好みのタイプに「尊敬できる人」を挙げる女性ほど、異業界、異職種の男性を彼氏にしたほうが良さそうです。
 

合うかどうかは、肌で感じて判断する

 

恋人選びで失敗しないのは、直感や実際に接した時の感覚に従うことかもしれません。頭で考えて、理屈で判断すると、後から「なんか違う」と違和感を覚えやすくなるはず。
 
初対面で何を感じたか、そして関わっていく中で相手に好感を抱けるかどうかが、結局は決め手になります。
 
あまり頭でっかちにならず、相手とふれ合いながら、肌で感じて判断していくのがベストでしょう。
 
(沙木貴咲/ライター)
 
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