3月に創刊されたぽっちゃり女子のためのファッション誌『la farfa』(ぶんか社)が、Amazonランキングで上位にランクイン、さらに、現在発売中の『CanCam』(小学館)7月号でも、ぽっちゃり女子を「ぷに子」と名付けた大きな特集が組まれるなど、テレビや雑誌でちょっと太めの女性フィーチャーされてきています。
『CanCam』では「ぷに子」の定義を、「身長155cmで体重52kg〜64kg」としており、街角スナップで若さ溢れるむちむちのぷに子ちゃんたちを掲載。
紙面で男性たちは、「普通にかわいい」「お腹に乗っかっている肉がいい」「抱き心地がいい」「Hが気持ちいい」などと大絶賛しています。
しかし、本当に世の男性たちは「ぷに子」を支持しているのでしょうか?
否定的な男性の意見も集めてみました。
ぷに子ブームの流れに待った!男性たちの意見
●その1:肌質は体重関係なし!
「自分も女性の体重よりも肌の質感や透明度を重視しますが、ぷに子=肌質が気持ちいい、ってわけではないと思うので、このぷに子推しには疑問を感じる」(31歳/商社)
●その2:むしろ怖い
「確かに太っていると胸も大きいけど、そのぶん、お腹にも浮き輪のごとく腹肉がたぷんと乗っていると全くそそられない。上に乗られると、うっ! ってなりそうで……怖いですね」(25歳/経営)
●その3:現実を見ないキャラ設定
「無理なダイエットで不健康に痩せてる女性よりはマシだと思うけど、あくまでもマシなだけ。『私は自分の(ぽっちゃりな)体型を気にせず、男性に媚びずに明るく過ごしてます!』ってキャラ設定が嫌だ」(28歳/保険)
●その4:押しつけがましい
「本来、おしゃれとかモテたいとかって、異性の目を意識して努力をしたり、磨きをかけるものじゃないですか。ぷに子推しは、自然体というところを売っているんだろうけど、そもそも自分の体型を許容してもらえると思っているところに共感できない」(30歳/ライター)
●その5:勘違いさせられてかわいそう
「ぷに子がいいと言っている男って、ただのデブ専かヤリ目じゃないの? 太ってて自分に自信がないような子は、男に言いよられても断れずに、都合よく遊ばれちゃう子多いよね。ぷに子とかっていって持ち上げられて悲惨な目に遭わなければいいけど。メディアに勘違いさせられちゃってかわいそうですね」(32歳/飲食)
本当に「ぷに子」がモテ女子の代名詞となる時代がくる?
筆者には、暗黒(?)のぷに子時代の過去があるので、他人事とは思えない話題ですが、ぷに子なんてかわいく言っても……デブだろう! と叫びたくなる男性がいるのは当然のこと。
ぷに子が流行ろうが、ダイエット特集が組まれようが、日々の努力を惜しまずにいることこそが、男性にとって魅力的な女性なのではないでしょうか。
ちなみに、『la farfa』が募集している読者モデルの募集資格は、服のサイズがLL〜8Lと超ビッグサイズ。
モテぽっちゃり女子の代名詞でもある柳原加奈子さんは153cm、74kg。
アジアン馬場園さんは155cm、73kg。
『la farfa』のvol.1の表紙を飾った渡辺直美さんは158cmで100kg超え。
いずれも、今回のぷに子の定義(身長155cmで体重52kg〜64kg)には当てはまらず、なんだかモヤモヤが残るのは私だけではないはず。
今後、本当にぷに子が流行るのか、また本当にぷに子需要はあるのか……夏に向けて他誌の追随があるかどうか、注目したいと思います。
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Written by 楓
Photo by Manic Productions