「磯野く〜ん! わたし、磯野くんのお弁当も作ってきてあげたわよ!」

彼氏、彼女の間柄でもないのに、カツオに「手作り弁当」という怨念度の高い代物を送りつけるハートの強さ。

これが「モテ女子」の行動ならまだ理解できますが、花沢さんはまごうことなき「非モテ女子」です。

その声はソウルフルにしゃがれ、顔立ちは個性的なアップノーズ、おまけに絶望的なくらい空気が読めないときています。

猪突猛進な恋愛スタイルは、ズル賢さを信条とするカツオでさえスルーするのが難しく「げっ、花沢さん!」と戦慄させてしまうほど。

いったいなぜ、花沢さんはあんなにもアグレッシブでいられるのか、そしてその強引な戦略は果たして功を成すのか?

『サザエさん
』の登場人物の中でもひときわ異彩を放つ不思議少女、花沢さんの精神性とその戦略を分析し、カツオとの将来をシュミレートしてみました。

 

非モテを補ってあまりある、驚異のガッツ!

 

まずは花沢さんの精神性を洗い出してみましょう。

●その1:空気を読まない

花沢さんは、とにかく空気を読みません。気が狂いそうなほどの激甘コーデに身を包んだ彼女に対し、カツオが「は、花沢さん、とっても似合うよ……」と皮肉を言っても、言葉を額面通りに受け取ってしまいます。
だからこそ、彼女はいつもポジティブなヴァイブスを保ち、カツオにアタックし続けることができるのです。

●その2:しっかりもので面倒見がいい

あまり勉強が得意ではない花沢さんですが、面倒見が良いので、時にはカツオの良き相談相手になります。
この性格は、同じくおおらかな性格のお父さんから受け継がれたものでしょう。
金持ちの一人娘なのに、それを鼻にかけないところが、カツオが邪険にできない最大の理由かもしれません。

●その3:自分をカワイイと思っている

男勝りの腕力を持つ花沢さんですが、時には乙女な一面も見せます。
たぶん彼女は、自分をカワイイと思っているのでしょう。
その自己肯定感もやはり、彼女の家柄の恩恵だと思われます。
身も蓋もない言いかたをすれば、金を持っているから自信があるのです。

 

非モテを補ってあまりある、鋭い戦略!

 

続いては、彼女のいささか強引に思える戦略を見てみましょう。

●その1:親が応援している

カツオは花沢さんのお父さんにも大層気に入られています。
知恵に溢れるカツオの才覚を見抜いているからです。
だからこそお父さんは、花沢さんに対して、男心を掴むための方法論さえ伝授します。
親子二人三脚のヨイショ攻撃に、カツオも満更ではないはずです。

●その2:相手の家族を囲い込んでいる

花沢さんは、磯野家の面々にも評判が良いです。
サザエのことは「お姉さん」と呼んで懐き、ワカメ、タラのことは妹弟のように可愛がり、波平には礼儀を欠かしません。
外堀から固めていく作戦は、カルト教団並みの洗脳力を発揮するでしょう。

●その3:長いスパンでものを見ている

豪快な性格の花沢さんですが、実は数学的な計算力に優れている、という一面も持っています。
これも家業の影響で、土地の面積を計算したりするうちに育まれた能力。
計算力は一見すると恋愛には大して役立たないように思えるものですが、そう思えるだけで実際にはとても重要です。
論理的な思考ができるようになり、コミュ力が高まりますし、物事を長期的なスパンで見ることができるようにもなります。
花沢さんは恐らく、いつかカツオが花沢さんの良妻力に気付き、カツオの中で点が線になると信じているはずです。

 

ふたりの将来をシュミレーション!

 

さて、ここからは筆者の推測になります。

花沢さんとカツオはその後、思春期に突入。以前ほど話をしなくなります。

しかし、花沢さんは密かにカツオのことを思い続け、彼と同じ高校へと進学します。

カツオは野球部、花沢さんはソフト部。同じグラウンドに立ちながら、別のゲームで汗を流します。

青春の日々でしたが、ある日突然、カツオの耳に不穏な噂が流れてきます。

「花沢、部活辞めるってよ」

なんでも、少子高齢化に伴う不動産の無価値化によって、花沢さん一家は火の車、花沢さんは場末のガールズバーでアルバイトをしているとか。

それを聞いた瞬間、カツオの中で何かが目覚めます。

カツオはもともと頭が良い少年でしたから、本気を出せば誰よりも勉強ができます。

花沢不動産を立て直すために、カツオは猛勉強を開始しました。

いっぽう花沢さんは、完全にグレていました。おっさんの腕時計と靴のブランドから、どれくらいぶっこ抜けるかがわかるようになりました。

「男なんてくだらねぇ」が口癖で、自分の人生はすでに終わっている、と考えています。

17歳の夏休み、カツオは忘れ物を取りに、ひとりで部室を訪れます。

そこには、やはりひとりでタバコをふかす花沢さんがいました。

ふたりの間に沈黙が走ります。

先に口を開いたのは、カツオでした。

「おめぇ、何ストーキングしてんだよ、気持ちわりぃ」

「はぁ? 自惚れんなよ。このガリ勉イガグリ野郎が」

「うっせぇよ、ブス」

再び沈黙。

「……花沢って、キスとかしたことある?」

「キモッ」

にじり寄るカツオに、花沢さんの鼓動が高鳴ります。

「外野がペチャクチャ言ったって、そんなの関係ねぇよ」

プレイボール!

長い年月を経て、やっと結ばれた2人。

かくして、花沢さんはおおらかさを取り戻し、カツオは才覚を発揮して、低迷する不動産業界に次々とイノベーションを巻き起こしました。

花沢さんから学ぶことは、あまりにも多いですね。

 

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Written by マツタヒロノリ
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