インターネットや雑誌など、世の中には数えきれないほどの「モテテク」があふれています。

「気になるあの人の上手な誘い方」「ふりむいてくれない彼氏のハートをつかむには?」「男を落とすには○○だ!」etc……。

そのひとつひとつをすべてマスターしたら、本当にモテモテな女になれるのでしょうか?

残念ながら、答えはノーです。このコラムのタイトルにもあるとおり、「1000のモテテクを覚える前にマスターするべきたったひとつのこと」があるからです。この点が抜けていると、あらゆるモテテクは小手先だけの底の浅いものになってしまいます。

 

モテテクを覚える前に絶対に必要なこと

 

1000のモテテクを覚える前にマスターするべきたったひとつのこと。それは……「相手に興味を持つこと」です。

「はあ? そんな当たり前すぎること?」とガッカリした人もいるかもしれません。

でも、ちょっと考えてみてください。そもそもモテテクを覚える目的って何でしょうか?

次々と目新しいモテテクを試しまくる「モテテクマニア」になること! ……ではないですよね? もし、いろんなモテテクを使うことに夢中になりすぎて、いつのまにか「相手に興味を持つ」という「当たり前すぎること」すら忘れてしまっているとしたら……。

相手に自分への興味を持たせることよりも、まずは自分が相手への興味を持つこと。そういう当たり前の心構えができていないモテテクは、成功率がぐんと低くなってしまいます。

相手がよほどの精神的ドMドMでないかぎり、「あなたにわたしへの興味を持たせたい」という人よりも、「わたしはあなたに興味を持っている」という人のほうが、ずっと相手に好感を持たれやすいのです。あまりにも単純な話ですよね?

でも、これ以上に確かな人間関係の基本はありません。もちろん恋愛にも言えることです。

 

相手に興味を持つ」と似て非なるものとは?

 

たとえばふたりきりで会話をしていても、相手の話はほとんど聞かずに自分の話ばっかりしている人っていますよね? それは相手に興味があるというよりは「相手に自分への興味を持ってほしい」というエゴを満たそうとしているにすぎません。

ルックスはそこそこでもなぜかモテる人は、そんな自分本位になりがちな人間の欲求を満たす「聞き上手」であることが多いのです。相手から好かれるには、相手が話したいことを興味を持って聞いてあげるのが基本。その姿勢が「わたしはあなたに興味があります」というサインになるのですから。

また、相手の肩書き・年収・家族構成などが気になる人は、「相手に興味がある」というよりは「相手が自分を養えるだけの経済力を持っているかどうかに興味がある」のであって、相手そのもの(相手の性格や考え方や趣味嗜好など)に対する興味とは似て非なるものでしょう。

もちろん、特に恋愛では「相手に自分を受け入れてもらいたい」という「甘え」の要素は必要なのですが、恋愛に発展するかどうかビミョーな初期の段階では、まずは「相手に対する興味」が発揮されなければ、どんなモテテクを駆使しても空振りばかりでしょう。もし成功してしまったとしても、相手への興味が薄いままでは、その恋愛は長続きしません。

 

相手に対する興味を発揮するって、具体的にどうすればいいの?

 

「自分の話ばっかりしていて、相手への興味がおろそかになっている人」とは逆のことをすればいいんです。つまり相手に質問をして聞き役に回るってことですね。これこそ具体的な「1000のモテテクを覚える前にマスターするべきたったひとつのこと」です。自分の話よりも相手の話の割合が多いくらいでちょうどいいでしょう。

そのさいは、相手がイエスかノーかで答えられる質問(クローズドクエスチョン)よりも、イエスかノーでは答えられない質問(オープンクエスチョン)をメインに使いましょう。クローズドクエスチョンばかりだと、相手に「単調な質問だな。社交辞令で聞いてるだけかも」と思われかねません。

たとえば、相手が休日に映画館に行っている人だと分かったとします。「映画はよく行くんですか?」というクローズドクエスチョンだと、「ええ」「そうでもないです」などの一言二言で会話が終わってしまう危険性があります。

一方のオープンクエスチョンなら、5W1H(いつ・どこ・だれ・なに・なぜ・どのように)を含む場合がほとんどなので、質問のバリエーションが広がります。
映画の例で言うと、「いつ映画館に行くんですか?」「どこの映画館に行くんですか?」「だれと映画館に行くんですか?」「好きな映画はなんですか?」「どうして映画好きになったなんですか?」「どんなふうに観る映画を決めるんですか?」といった感じです。

ただし、相手を質問攻めにするのではなく、相手が食いついてくれる質問を探し当てるのが目的ですので、その点はお忘れなく。相手が語りはじめたら聞き役に徹しましょう。それが「相手に興味がある」という姿勢になるのです。

相手との距離が縮まらない、あるいは遠ざかっている気がするという人は、自分が本当に「相手に興味がある」のか、もう一度見直すのもいいかもしれませんね。

Photo By geishaboy500 

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