恋愛における最大の敵は、恋のライバルである別のオンナの存在よりもむしろ、自分自身の中に生まれる妄想である。

 

恋愛における最大の敵は、自分自身の中で生まれる妄想

 

鳴らない電話に悶々とした経験はだれにもあるだろう。
そう、心待ちにしていたカレからの電話が一向にかかってこないという時である。
その昔、男たちは電話ができない理由を忙しさのせいにできたものである。
何せ、ほんの30年くらい前はまだ今のように携帯電話が普及していなかったものだから、
「いや〜、忙しくって電話できなかったんだ、ごめん。」といわれてもそこそこ納得はできたものである。

しかし、今の時代この言い訳は全く通用しない。
たとえ深夜の会議や男同士のはずせない付き合いがあっても、トイレに行ったすきに、「大丈夫? 元気? 」の一言くらい言えるもんだろうと私たちオンナは思ってしまうのである。

100歩譲ってどうしても電話しづらい状況であれば、「ごめん、めちゃくちゃ忙しいから夜中に電話するね。」の一文くらいはどんな状況においてもメールで打てるだろうと思うものだ。

にもかかわらず、まったくのなしのつぶてとなると、ならない電話を前に、様々な悪い妄想が膨らんでしまうのである。
別のオンナに会っているに違いないわ!
でなければ、電話できない状況なんて考えられないもの。
そして、この考えは不思議と悪い方向、悪い方向に膨らんでいくものである。

たとえ、別のオンナと食事していたって電話くらいはできるはずだわ。
それでも、何とも言ってこないのは絶対怪しいわ。
ひょっとして、ホテルの一室? それとも二人でベッドの中なの!?

こうやって、自分の頭の中でカレが浮気をしているという妄想が、あっという間に膨らんでいくのである。
それは頭の中で既成事実化していくから困ったものである。
いつの間にか感情は高ぶり、もう浮気をされた自分が現実のものになって
いてもたってもいられなくなる。

いったいどういうオンナなの?
悔しい〜!
私の大事なカレを横取りするなんて!
絶対に許せないわ!殺してやりたいくらい。
でも、カレもカレだわ。
私という恋人がいながら、あんまりにもひどいわ!
どういうことなの!?
絶対阻止してやる!
そう思うといてもたってもいられなくなり、カレの電話を何回も何回も鳴らしてしまう。
向こうからかかってこないくらいだから、そう、おいそれと相手が電話に出られるはずもない。
留守電になると切り、また掛けては切るを繰り返してしまう。
そんな行為を何十回も繰り返しているうちにみじめさと悔しさと怒りと不安が
ない交ぜになってもう生きているのさえイヤになってくる。

と、これに似た経験をした人は少なからずいるだろう。
こういう時は妄想の虜になったら絶対負けである。
よしんば妄想のとおりカレが別のオンナとベッドインしていても、あらぬ想像に怒りをたぎらせ、しつこい電話はタブーだ。
オトコは確実にしっぽを巻いて逃げていくものである。
こういう時は、とにかくあらぬ想像はしない。
カレに実際逢ったときにじんわり問い詰め、抗議すればいいのである。
じたばたして、被害妄想に陥り、ストーカーみたいに電話してくるオンナを男性は決して好まない。

なによりも、確証のない妄想で怒ったり、悲しんだり、絶望するなんて一番ばかばかしいではないか。
きっと何らかの理由で今夜は電話できないんだわ。
でも、私はカレのこと信じてる。
だから、必ず私のもとに戻ってくるわ。
妄想の代わりに添う自分を信じ込ますのである。

何よりも被害妄想の虜になると女性はとことん醜くなる。
それが理由でカレが去っていく場合だって考えられる。

 

妄想の虜になるのは絶対損!信じる女は美しい

 

反対に信じる女は美しい。
たとえ、真実ではなくてもひたすら相手を信じ切る。
私は惚れた相手だもの、間違いはないわという自信を持とうではないか。
そのひたむきさに打たれて、よそ見をしようとしていたカレが戻ってくる可能性も
大きいのである。
だから、決して妄想の虜になってはいけない。ここでいう虜とは、生け捕りにされた身という意味に近しい。

翌朝、あっけないくらいのこんな電話がかかってくることだってあるのだ。
「ごめんね、何だか仕事から帰ったらものすごく疲れちゃってさ、
うち着いたら洋服のままベッドに倒れこんで朝まで寝ちゃった。
電話できなくて、ごめん。
ところで、今日逢える?」

そう、妄想の虜になるのは絶対損なのである。

恋愛・美容エッセイスト|南 美希子フェイスブックページ
恋愛や美容にまつわる情報や、近況など、元テレビ朝日アナウンサーによる、最上級の女になるための持論を展開中!

 

関連コラム

 

女以上に女性的な「セックスの乙女化」の謎
清純派っぽく演じる方法8選
いくら美人でも付き合いたくない女の特徴
女がつい行っちゃう、男性の秀逸な誘い文句
オジモテする女子の特徴10選

 

おすすめ特集コラム

 

月間Bestコラム10選
「漫画」はモテ人生の教科書!漫画に学ぶ“モテモテ道”
恋愛を理屈で考えてみる!高偏差値恋愛記事5選
「いい男」かどうか見極められない女子に読んでほしい記事5選
南美希子の恋愛計算式「ワタシ+」

 

南美希子プロフィール

 


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。
Written by 南美希子
Photo by Jiocus

恋愛】の最新記事
  • 私の性欲は異常⁉ 女性の性欲の理由とコントロール方法
  • 笑っちゃいけないけど笑っちゃう!恋愛不幸話6選
  • 女子が「彼とはもう付き合っていけない」と悟った瞬間5選
  • 「恋は邪魔者」女性が恋愛と結婚を求めなくなったら?
  • 男性の7割がエッチしたくなる「秘密のスイッチ」?
    男性の7割がエッチしたくなる「秘密のスイッチ」とは?
  • 付き合う前に「ホテルに誘う男性」に流されないための心得3箇条
  • 好きな人に告白してはいけない? 脈ナシ男性を振り向かせる秘訣
  • 浮気、ヒモ、DV…ダメ男にはまった女性が陥る「不幸志向症」