恋愛における敵というと、女性はすぐに、二股をかけられたもう一人のオンナの存在を思ってしまう。或いはよそ見で浮気されたオンナの存在とか……。
それどころか、腕を組んで二人で歩いているときカレが振り返ったオンナさえも、たまらなく妬ましくなる。
恋する女性の敵は、この世界中に存在するすべてのオンナであると言っても過言ではない。

しかしこの悩ましい敵も、諦めだったり、或いは切った貼ったの大ゲンカで解決してしまうものだと思えば恐れるに足りない。

 

愛における最も厄介な敵とは?

 

実は、恋愛におけるもっと厄介な敵がいる。
それは恋愛トラウマとでもいうべき、前カレ・元カレの存在だ。

どんな恋愛をしてもどうしても消しきれない元カレの存在が重たくのしかかって、どの恋愛も長続きしなかったり、イマイチときめけない、輝けないという人がいる。
これが重傷になると、結婚拒絶症にかかり、独身を通すという人も少なくない。

付き合っていたカレと別れたばかり、ひょんなことからまた新しい恋と出逢う。
それはそれでとてもハッピーなことに違いはないけれど、当初言うに言われぬ違和感を感じるのも事実だ。

そう、おろしたての靴を履いた時のあの違和感に似ている。
足に馴染んだ履きなれた靴の感触が足にまだ残っているものだから、お気に入りではあるけれど、新しい靴がどうも窮屈なように感じてしまうあの感覚にすごく似ているのだ。

まだ前カレとの決着が完全についていない時など、生真面目な人だと新しい靴に足を入れることへの罪悪感さえ覚えてしまう。

新しい靴が完全に自分のもので、安心して履いていいと分かっていても、ぬぐいきれない違和感がまだ残ることもある。

前カレは重たいものを持っているとすぐに持ってくれたのに、今度のカレは全く気付いてくれないなどと、比べてしまうからどうしても不満が出てくる。
そんなものは些細なことだから、じっくり教育すればいいものを、前カレの呪縛があるがゆえにギクシャクしてしまう。
そう、こんなところでも前カレの呪縛が恋愛障壁となるのだ。

 

もっと深刻なのは、SEXの時…

 

もっと深刻なのは、SEXの時である。
いつもの感触、いつもの手順、いつもの体温……。
そんなものがすっかり体に馴染んでいるもんだから、新境地を喜べない。
前の感覚さえなければ、SEXってやっぱりこうだよなって感動もできるし、こうして欲しいって言うこともできる。
でも、いつもと感じが違うと思った瞬間から、なんとなく気が重くなる。
しかも、前のほうがよかったなんて思ったらもう最悪。
たいていの人はこれを乗り越えて、新しいSEXがいつしか自分に慣れ親しんだものになっていく。
でも、そんなふうになれない人もいる。
そう、前カレ・元カレの呪縛から逃れられない人が……。
特に元の男の人が悪い人で、「おまえ、オレと別れたらSEXの相性で悩むぞ。」なんて暗示をかけらりしていたら、事態は深刻だ。

 

恋愛の障壁から逃れる唯一方法とは?

 

もう、お分かりだろうか。
恋愛における最大の敵は実はオンナではなくオトコなのである。

新しい恋に踏み込んだら、そしてその新しい恋が自分にとって価値があるものだと思うのなら、朽ちてしまった恋の思い出なんて裁ちばさみでキレイさっぱりばっさり断ち切ること。

後ろは振り返らず、前だけ見ること。
比べてみたってなにもはじまらないのだ。
いずれにしてもこの世に完璧なオトコなんていないのだから……。

これが、恋愛の障壁から逃れる唯一の方法なのである。

恋愛・美容エッセイスト|南 美希子フェイスブックページ
恋愛や美容にまつわる情報や、近況など、元テレビ朝日アナウンサーによる、最上級の女になるための持論を展開中!

 

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南美希子プロフィール

 


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。
Written by 南美希子
Photo by Hillary the mammal.

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