愛情表現とは、嬉しいサプライズを相手に与え続けることである。
 
初めてのデートのときは、オトコもオンナも知恵の限りを絞って、相手を喜ばせようとする。
誰でも、他の誰もが思いつかないようなサプライズを用意して相手の気を引こうとするのだ。
オトコは、宝石をちりばめたような夜景の見えるレストランを予約したり、100本のバラの花束を清水の舞台から飛び降りる思いで用意したりする。
オンナもまた、相手をハッとさせるようなSEXYなドレスを着ていったり、カレの大好物の牛丼弁当を自分で作って持っていったりする。
 

バレンタインに手作りチョコを贈るのは愚の骨頂!?

 
そう、振り向かせたい相手がいるとき、人はとびっきりのサプライズはなんだろうと考えあぐね、それをなんとか用意しようとする。
 
そう考えたとき、バレンタインデーに告白したい相手に手作りチョコを贈るなんて言うのは、愚の骨頂である。
 
だって考えてもみてほしい。
きわめて大衆的なスーパーマーケットにこの時期必ずと言っていいほど設けられるのが、手作りチョコキッドコーナーではないか。
ネコも杓子も手作りチョコ。
そんなものを本気で喜ぶオトコがいたら、生れてこの方全くモテないオトコか、或いはもう長い間あなたのことを秘かに思い続けていたオトコである。
もともとあなたの手中に収まろうとしていたオトコが、手作りチョコというツールを媒介に、いとも簡単に収まっただけの話なのである。
手作りチョコは小学生女子の間でさえ、とてもポピュラーであるが、あんなものは小学校を卒業すると同時に卒業すべきである。
 
ついでに言わせてもらえば、チョコレートを溶かして固め直したものなど、不衛生ではないか?
そう思うと、まだ市販のチョコのほうがましである。
しかし、お歳暮代わりとしてはサプライズの要素充分のバレンタインチョコも振り向かせたい相手にとっては、なんの芸も工夫もありゃしない。
超有名パティシエ作のチョコレートも、日ごろモテているオトコにとっては、街頭で配られるティッシュに毛の生えたくらいの有難さに違いない。
パティシエの店に行列するくらいなら、その時間を使ってオンナを磨いたほうがよっぽど効率がいい。
 
とにかく万人が贈るものを自分も同じように贈るという行為は、冒頭にかいた「愛情表現とは好きな相手にサプライズを与えるものだ」という基本のキに逆行することであると覚えておいてほしい。
 

手編みのマフラーなんてものはもっての外!?

 
こんな風に書くと、じゃあやっぱり私は手編みのマフラーにするわ!と思ってしまう人がいるかもしれない。
それは、ちょっと待って欲しい。
まだよく知らない相手から、いきなり手編みのものを手渡された時の恐ろしさに思いを巡らせてほしい。
ましてや、一目一目に情念のこめられたマフラーなんて、のっけから情念にがんじがらめにされそうで、オトコにとってこんな怖いものはないのである。
長年付き合った恋人ならまだしも、その女性がベッドでどのように振る舞うかまだ知るよしもない段階である。
何にもしてないのに情念でがんじがらめにされるなら、何かしてしまったらどんな目にあうのだろうと、たいていのオトコは震撼とするものである。
着てはもらえぬセーターを編むオンナなんていうのも、恐怖の的にこそなれ、まちがっても憧れの存在にはなれないのである。
 

バレンタイン最良のプレゼントって?

 
想う相手にとっておきのサプライズをプレゼントしたいなら、ひとつはバレンタインデーには敢えてなにも贈らないことである。
気のありそうなオンナみながこぞってチョコを渡す日に敢えてあなただけ何にも渡さない。
すると、相手はきっといぶかるだろう。
自分に気がありそうに見えたのに、あの子だけは一体どうしたんだろう……。
気がないんだろうか……、と思うかもしれない。
そんな素ぶりがみえたら、しめたもの。
これもひとつのサプライズだ。
そして、なんでもない日に敢えて何かアクションを起こしてみるのである。
 
でも、どうしても思いをモノに託したいなら、敢えてさりげないものを贈る。
身に着けるとは程遠いものを贈るのだ。
しゃれたボールペンなど文房具やタオルなど。
敢えて郵便局で定期預金をしたときもらう粗品のようなものにする。
そして、あの子はどんなつもりなんだろうといぶからせるのである。
そう、シンデレラがガラスの靴の片方を残したように、痕跡だけ残してこれは何?と思わせるのである。
 
そのあなたの痕跡を驚いたり、どんなつもりかと頭をひねってくれないようでは、ハナから脈がないと思っていいだろう。
 
その一方で、長年付き合っていて、少々まんねりにある相手にこそ、あえてチョコでも花でも、手編みのマフラーでも、贈るべきである。
こうして関係補修を行ってこそ愛は長続きするものなのである。
 
愛とはサプライズである……を、お忘れなく。
 
Written by 南美希子
Photo by Pink Sherbet Photography
 
恋愛・美容エッセイスト|南 美希子フェイスブックページ
恋愛や美容にまつわる情報や、近況など、元テレビ朝日アナウンサーによる、最上級の女になるための持論を展開中!
 

南美希子プロフィール

 


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。
 
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