『彼氏いない歴=実年齢』という女性に対して、男性はかなり構えてしまいますし、恋愛ができない理由を重くとらえて、つい敬遠しがちになるはず。
女性の年齢が高いほど、単なる恋下手だけでなく、人間的に何か問題があるのでは? と勘ぐってしまうものです。
けれど、『彼氏いない歴=実年齢』よりもヤバいタイプが、実はいるんです。一見すると普通に見える女性が、意外にも問題を抱えているんですよ。
彼氏はできる……でも長く続かない
出会いを自力で見つけられるし、好きな男性にアプローチして、お付き合いをスタートさせることもできる。
でも、付き合って数週間~数ヵ月で、彼氏とはいつもギクシャクしてしまう……。
そんな女性が結構いると思うのですが、このタイプは『彼氏いない歴=実年齢』の方と同じくらいか、それ以上にヤバいかもしれません。
「それって私のこと?」と思う女性は、いきなりヤバい呼ばわりされて不愉快でしょうが……申し訳ありません!
でも、彼氏との関係が長く続かない人は、なぜ長続きしないか、考えたことがあるでしょうか?
――相性が悪いから?
いいえ、違います。
恋愛が長続きしない人は、職場や同性の友人との関係も希薄で長く続かないのでは?
そもそも人間関係をきちんと築きにくい面が、少なからずあるようなのです。
人間関係は、基本的に難しい
恋人同士とは、「好き」という感情だけでくっついている、実にもろい関係性で、嫌いになれば自然と離れてしまうものです。
気持ちが盛り上がると、好きな人との仲は永遠に感じますし、堅い絆が結ばれると錯覚しがちですが、しょせんは他人同士。人間関係であることに変わりはなく、良い仲を築こうと思えば、恋人との関係も職場の人や女友達との付き合いも、注目すべきポイントは一緒です。
お互いに思いやり、仲良くしていこうという努力がなければ、長続きしないでしょう。
恋がいつも短命で終わる人は、そもそも人間関係の構築がうまくできない傾向があるのです。
「好きだから一緒にいられる」というのは、単に好きと思うだけでは実現しません。
「好きだから相手を思いやるし、それを見て相手も私を気遣ってくれるから、一緒にいられる」という意味なのです。
恋が短命な女性の特徴
結局のところ、恋が短命な女性には以下のようなポイントがあります。
・思いやりに欠ける
・自己主張が過剰、あるいは自己主張を全然しない
・人の気持ちを汲むのが苦手
・他人と行動を共にすることを窮屈に思う
・一人がラクだと感じる
・自分に自信がない
・人とあまり深く関わりたくない
これらは、恋愛をうまくするために大切なだけでなく、社会生活を送る上でも大事なことです。
相手が恋人であれ、上司であれ、友達であれ、日常の些細な出来事を通じて「摩擦」し合うことが、重要なんです。それをしないで良い関係を築こうとするのは無理。
もし、なんの摩擦もなく仲良し関係が実現しているとしたら、うわべだけの当たり障りない関係だといえます。
恋を長続きさせるには?
彼氏との関係を長続きさせるには、自分の心をさらけ出し、相手の心もまるごと受け入れて、本気のお付き合いをすることが、まず大切です。
そして、積極的に相手の気持ちや思考を汲もうとしてください。探っていって、自分とは違う考え方をしているとわかっても、安易に対立しないで、「それぞれは違う思考をもっているけれど、それでも共存できる方法」を模索してみましょう。
自分と彼の価値観が違うから無理! ではないのです。価値観が違うもの同士だから、なんとか工夫して一緒にいることが大事なんですよ。
自分にない個性や考え方は、良い刺激になりますから。そうして恋人から刺激を与えられるのも、恋愛の醍醐味。
面倒くさく感じるかもしれませんが、小さな「摩擦」もスルーしないですべて経験し、お互いにすり合わせていく必要があります。そして、すり合わせを重ねていくことで、恋人関係は長く、深いものになっていくでしょう。
(沙木貴咲/ライター)