こんにちは、沙木貴咲です。良い人生を送る上でポジティブシンキングは大事ですが、それだけではダメ。
じゃあ、ネガティブな面も大事にすればいいのかというと……それも違います。ネガティブに注目する必要はありません。
もっとも大切なのは、「中身のあるポジティブさ」を自ら作り出すこと。それができれば、前向きに賢く毎日を送っていけるんです。
ポジティブが「カラ元気」になったら意味ナシ!
ポジティブであることを否定する人もいますが、そう考える人は「ムリに作り笑いをしているようで不健康だ」と違和感を覚えるのでしょう。
確かに、それはごもっともな話。
心の中に爆発寸前のストレスを抱えているのに、その本音を抑え込んで笑っても、さらなるストレスが溜まるだけ。真のポジティブとはいえません。
いわゆるカラ元気になってしまっては、意味がないんです。
エモーショナル・ディスクロージャー
エモーショナル・ディスクロージャーとは、感情をブチまけること。自分の中に湧き上がる不満やストレスを吐き出すことで、モヤモヤを解消する心理的な方法です。
愚痴を言うのが不得意な人もいますが、ネガティブな感情を溜め込んだままでは、本当の意味でポジティブにはなれません。
そのため、イヤな気持ちやモヤモヤをすべて外に出して、まず心を平穏にするんです。
具体的には、気心の知れた友人に「今日、こんなイヤなことがあって……」と話したり、日記をつけてストレスを発散したり、というやり方があるでしょう。
口頭で言うのが苦手なら、“エモーショナル・ディスクロージャー・ノート”を作って、日々の小さなマイナス感情を溜め込まないようにすると良いかもしれません。
本当の「ポジティブ」とは「トラブルが予想できること」
ポジティブであるということは、積極的に行動でき、思考も前向きである状態を表します。
また、そんなスタンスをずっと維持するには、不安がないことが必須条件となるでしょう。
小さくても不安があれば、表面的なポジティブになってしまいます。ただのカラ元気でしかないんです。
真の意味でポジティブになるには、自分に起こり得るトラブルを予測して、それをきっちり回避することが重要。それができれば不安は消えます。不安がなければ積極的になり、何事にも前向きになれるんです。
たとえば……ポジティブに片想いを考えるなら
片思いをしていて「告白したい」と思っても、「いきなり好きと言ったら、彼に断られるかもしれない。断られるのはショックだから、前もって彼の気持ちを探っておこう。彼の友だちに聞いたらわかるかな?」……たとえばこんな考え方ができれば、“告白して玉砕”を避けられるはずです。
結局のところ、こうすればこうなる……という想像が正しくできるかどうか、なんです。
ストレスを感じない人なんていないので、抱え込んだストレスを溜め込まないこと。そして、起こり得るトラブルや障害を予測して回避すること。
この2つができれば、真のポジティブを体現できるでしょう。
(沙木貴咲/ライター)
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