買い物は大きな楽しみのひとつですよね。たとえ「今月はちょっと財布がピンチかも……」というときでも、ウィンドウショッピングしているだけでも楽しい、と感じる人は多いでしょう。なかにはストレス発散のために買い物をする、なんて人も少なくないのでは?
 
ですが、必ずしも買い物がストレス解消に結びつくわけではないとの説もあります。むしろ、ストレスの要因になる場合もあるというのです。
 
今回は、買い物が不幸感と隣り合わせな理由について、興味深い調査が発表されているのでご紹介します。
 

ストレス解消で買い物をするのは、かえってストレス?

 

過去、米ハフィントンポストの独自調査で、ストレス解消のために買い物に走る消費者は“ストレスを感じる度合い”と“ストレスから影響を受ける度合い”が高い、という結果がでたそうです。
 
というのも、人には「闘争・逃走反応」という、恐怖を感じると「戦うか?逃げるか?」のどちらかの行動を二者択一で自分に迫ってしまう、動物的な本能が備えられています。
 
ストレス解消のために買い物に走る消費者は「逃げる」傾向にあるようで、ストレスとはまったく関係ない行動に走ることで事態から顔を背け、真正面から問題と向き合おうとしないのだとか。
 
実際、実利主義的な人はストレスの影響を受けやすく、物資欲を満たそうとする人もまた日常生活の満足度も低い傾向にあるよう。
まさに買い物がストレスの要因になってしまうのも、これら買い物をする人の心理状態が関係しているようですね。

自分でコントロールできる買い物は不幸感を解消できる?

 

しかし一方で、買い物は不幸な気持ちを和らげる効果がある、という研究が学術誌「the Journal of Consumer Psychology」で明らかになっています。
 
発表したミシガン大学の研究者によれば「『不幸感』と『人生の成り行きは自分で決定できず、状況によって左右されるという感覚』は、非常に強く結びついている」と説明。
 
これにより、状況をみずからの手でコントロールできる買い物は、不幸感を軽減できるというのです。
 
実際に「買い物客」と「ウィンドウショッピング客」の2グループに分けて実験したところ、状況をうまくコントロールできていると感じた割合は、買い物客が79%だったのに対して、ウィンドウショッピング客はわずか2%。買い物客の不幸度もウィンドウショッピング客の3分の1という結果でした。
 
楽しい買い物ならそれだけ不幸感も紛れそうですが、買い物の仕方によって差があるのは驚きの結果ですよね。

買い物上手はストレスとの付き合い方も上手

 

なんとなくストレス解消にいいイメージがある買い物。ですが、あなたの気分次第では幸せな気分になるどころか、むしろストレスを増長させてしまうかも。ストレスを感じさせない買い物は、時間もお金も浪費させない、結果的に賢い買い物の仕方ともいえるかもしれません。
 
なにか嫌なことがあるたびに衝動買いをしている女子のみなさんは、この機会に自分の買い物観を見直してみてはいかがでしょうか。
上手にストレス発散して、幸せを手に入れましょう。
 
【参考】買い物をすると「不幸感」が和らぐ:研究結果(ハフィントン・ポスト)
 
(柚木深つばさ/ライター)
 
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