どうも、あたいゲイ作家のもちぎ。yummy!でもちょこちょことコラムを連載させてもらってるわ。
今日はあたいのもとに届いたお便り『人の機嫌を気にしすぎて生きにくい』ということについて、あたいなりの回答をお答えさせてもらうわ。
目次
まず「人の機嫌が気になりすぎる」のは治せるのか?
人の顔色を伺うというのは、生来から持った性格のほかに、親や家族、学校の先生や友達など、あなたに対して「自分の機嫌を損ねたら、どうなるか分からないぞ」と訴えかけてくる存在のせいで、なかば強制的に身についてしまったスキルでもあったりするわ。
いろんな原因があると思うので、あたいには『こうすれば他人を気にせず生きられる』という絶対的な回答は出せないの。ごめんなさいね。
でも、その性格とうまく付き合ってくことはできる。
あたいは、他の人の気持ちや視点というものをうっかりすると忘れてしまうタイプなの。自分本意で、悩みの少ない人間なのよ。いいでしょ〜。
だから自分以外の人のことをよく見て考えて動けるあなた達が、羨ましく思えたりするわ。そのせいで生きづらさを覚えてるんだろうし、こんなこと言っても気休めにはならないだろうけれど、他人を慮ることができるって長所よ。
慰めでもなんでもなくて、ほんと誰でもできることじゃないの。だからその長所は無くさず、辛さだけを取り除いていけばいいと思うわ。
その性格で損するというのならば、きっと《理想と現実のギャップ》
人の機嫌を気にする人は、常に最悪の結果ーーつまり他人の怒りや失望を常に気にしてるわけだし、大変よね。
しかも他人を怒らせないように動いても、必ずしも他人が満足したり、衝突を避けられたりするわけじゃ無いしね。ずっと心が休まらない居心地で生きてるわけじゃない。そりゃしんどいし、その性格も治したいと思うだろうけれど、あたいはまず何より《なんでも自分でどうにかしなければならない》という責任感を無くしていけばいいと思ったの。
無責任になれってわけじゃないわよ、ただキツイ言い方だけど《なんでも自分がどうにかできる》という考えを捨て去るってことよ。
だって自分の生き方や考え方すらコントロールできないのが人間という生き物なんだから、何考えてるか分からない他人を、自分が全部どうにかするって無理じゃない?
人をどうにかできる、それが自分の仕事だーーと考えてるから、疲れちゃうのよ。
もっと自分のできる範囲を見極めないとならないんだと思うの。
……まぁきっとそう思わざるを得ない社会や、空気を読めるのが偉いと考える世間が原因なんだろうけどね。
結論 できることだけやったら、相手の機嫌は相手の仕事
自分に任された仕事をこなして、それでも相手があなたに何か腹を立てるなら、それは相手の能力不足よ。自分の機嫌をコントロールするのは自分の仕事なの。あなたの仕事じゃない。
もし、機嫌を損ねる相手が身近な人で離れられないとしても、あなたは心の中で《自分のせいだ》とは思わないで。そうやって相手と自分の仕事の線引きがはっきりできるようになれば、少しは気持ちも落ち着いて、冷静にその人との距離感を測れると思うわ。
ちなみにあたいは機嫌悪い時はご飯食べてうんこして、スマホいじらず本読んでから寝てるわ。
まずはみんな自分の機嫌を保つ。ということに気付けるといいわね。
んじゃあたいはとりあえず今からうどん食べてうんこしてくるわ。じゃあね。
(もちぎ/ライター)
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