「言いたいことが言えない」
私はわりと言いたいことを言ってきたほうだと思うのですが、このように悩んだことが無いわけではありません。
 
言いたいことをその場で言えず飲み込んだものの、あとから頭のなかに言葉が思い浮かんでは消え「こういう風に言えば良かった」とか「今度こう言われたらこう言い返そう」とか「ああいう時にはああいう言葉をかけてあげられたな」とモヤモヤ……。
 
言葉による後悔は「怒り」「よろこび」「大事な場面」「日常」様々なシーンで発生します。
 

的外れなことを言ってしまう原因は「トライ&エラーの少なさ」

 
特に、そんな自分をハッとさせるのが「子ども」という存在。
 
子どもは素直ですよね。
嬉しいことも「きゃあー!!やったー!」とよろこび、平気で人の外見に「変なの」とか言ったり、怒ったときには「なんで!いや!」とそれはもうどストレート。
その素直さが最高にかわいい。
 
たまにどストレート過ぎて生意気なわけですが(笑)子どもには悪気がない。
「なにそれ、変なの」と否定した3秒後には「ねえ!あっちで遊ぼう!」と仲良くしてくる。
 
子どもったら自分の価値観で感じたものを「私はこう思う」と表現したっきりあとはどうでもいいんですよね。
相手がそれでどう思うとか考えてない。
 
なんかそれってメンタル強めでうらやましい。こちらも特に傷つくわけじゃないし。
 
大人になると賢くなって忖度(そんたく)できるようになるので、自分の発言のその先を考えるようになりますね。
 
人を不用意に傷つけることも少なくなり、
自分はさほど思ってなくても相手の欲しがっている言葉を言えて、
その結果相手を喜ばせることができて……ああ、賢くなるって素晴らしい?(笑)
 
でも考えてみると、自分が考えた「こう言ったら相手の人はこう思ってしまうだろうな」ってどこまで当たっているの?という話ですよね。
 
人から「あなたがこう思うと考えてこうしたんだよ」って言われたけど、びっくりするほど的外れだった経験ってないですか?
 
相手のことを考えに考えて的外れのことをしてしまう人の特徴、それは圧倒的なトライ&エラーの少なさ。
つまりコミュニケーションの量が少ないことですね。
 
沢山の人と出会い、コミュニケーションを円滑にとれて、人に詳しい人ほど
 
「他人はなにを考えているかわからない」
「思っていることは言わないと伝わらない」
「言葉はすごく大事で人生を左右させるもの」
と心得ています。
 
そういう人は“言いたいことを言う”のも得意。
 
「趣味は人間観察です」とか言ってただ人を眺めている人ほどなんだか人について詳しくなくて、コミュニケーション下手でとんちんかんなこと多いよね……
 
野球の投球フォームを何万回観たとしても、実際投げるのがうまいとはワケが違うのと同じ。

相手がどう受け取るかは、相手の問題

 
言いたいことが言えない人は「相手がどう思うか気にしてしまって言えない」という人が多いです。
 
私の友人で、おしゃべりが得意で誰からも好かれてしまう超イケてる男性が言っていたことなのですが
 
「自分の発言を相手がどう受け取るかは相手の問題なんだ。自分が気にするところではない。
それは他人から投げかけられた言葉も同じ。受け取りたい言葉は受け取ればいい。
受け取りたくない言葉はいらないって受け取らなければいいだけよ」
と。
 
例えばよく問題になる「セクハラ」「パワハラ」「マタハラ」などのハラスメントや差別的な言葉などは、感情を読み取れないというよりは“知識不足”というのがほとんど。
その言葉が凶器になるのかならないのかという判断は情報と知識を身につければ解決します。
 
それ以外の「誰かがどう思うか」という言葉は相手の問題。
それこそトライ&エラーを繰り返して、相手が言葉をどう受け取るのかを知っていけばいい。
 
自分の中だけで考えて終わらせていたら一向に深まらないコミュニケーションを続けることになります。
 

インプットとアウトプットで語彙力を増やす

 
あともう一つ「単純に言葉が浮かんでこない」という問題
 
これを解決するには自分の中に語彙力を増やすことです。
本や漫画を読むとか、映画を観るとか、いまこのエッセイを読むという手段も有効。
 
自分になんとなくモヤモヤっとあった感情を「まさにその言葉!」と表現してくれているもの、それこそが語彙力が増えていくツールです。
 
インプットをしたらアウトプットも忘れずに。
日記でもTwitterでも良いので、アウトプットしてみて。
本番は人と対面して話すこと。
 
いろんな手段でアウトプットする機会が増えれば増えるほど、表現に瞬発力が加わり、言いたいいことを言いたい「その時」に言えるようになります。
 
おしゃべり上手な人って同じ話をいろんな人に沢山しているから、どんどん言葉が洗練されていき面白くなっていくんですよね。
 
エピソードトークがうまい人とかまさにそれ。
繰り返しことばを発していく重要性がわかります。

「言葉」は人生を豊かにするツール

 
ここまで大事なことをまとめると
 
「言いたいことは言わないと伝わらない」
 
「瞬発力を高める為にも言葉のインプット&アウトプットをしていく」
 
「言葉を洗練させるために繰り返しはなす」
 
「自分のことばをどう受けとるかは相手次第。気にしすぎるな」

 
ということ。
 
言いたいことを言えて、それが相手にしっかり伝わり、深いコミュニケーションが取れたなと実感があったとき、
それはさらにあなたの中にしっかりとした自信となって根付いていくでしょう。
 
人生が豊かにするツールとして「言葉」を使っていこうね。
 
(エマちゃん/ライター)
 
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