どうも。巷で話題の元ゲイバーのチーフママだったもちぎです。
今日は水商売やドロドロしたゲイの世界を生き抜いてきたオカマが思う、年齢至上なこの世の中の、ラクな生き方や考え方を提案していくわね。
そもそも歳を重ねるのは悪いことなの?
って思う人も多いわよね。色んなところで「何歳からがババアだ」とか、「もう○○歳になってしまった」「この歳でこういう事はできない」だとか。
歳を重ねた人や、そもそも老化していくことを悪のように決めつける人たちっているわよね。
確かに年齢を重ねると、体力的に気軽にできなくなることや、制限や規定で挑戦する事が簡単じゃないときもあるわ。
でもその分長いこと生きて色んなことを経験したり見たりすれば、たくさん培うモノや、考えや含蓄(がんちく)を溜めることができるのだから、決して失っていくばかりじゃないの。
みんな年齢を重ねて死ぬことより、加齢によって社会的に死ぬのを怖がってるのよね。
加齢を怖がる考えは至る所にある
男性は加齢によって渋いだとか言われるけれど、女性は明らかに年齢に対して厳しい目で見られることが多いと思うわ。
そもそも見た目でとやかく言われるのも女性が多いわよね。
あたいも化粧して働いてたオカマだけれど、どうして男はすっぴんでよくて、女は化粧が必須みたいな扱いなんだろうと疑問に思ったわ。
まあこの話はいいわ。だからこそ女性に対する褒め言葉で「○○歳に見えない~」って言葉があるわよね。あれも加齢を怖がる年齢観の表れだと思うの。
「○○歳に見えない~」は見た目主義と年齢主義の言葉
誰だって見た目は老けて、しわが深く、髪は白くなるもの。
でも肌を潤したり、髪を黒くするのはとても良いことよ。そういう美しさを求める姿勢はとても綺麗なもの。
でも加齢による見た目の変化を否定してはならないわ。みんな歳を取るのだから。
「○○歳に見えない~」はその年齢になることを拒否しちゃうようなものだし、どんな見た目でもその人の年齢は変わらない。現実逃避になっちゃうわ。
肝心なのは、年齢を受け入れること。
あたいが提唱する褒め方は、年齢を重ねた大人の凄さというのを感じたときは率直に
「あなたのようなステキな年齢の重ね方がしたいです」
こういうだけでいいの。
なにも否定しなくていいわ。相手の見た目だけことさらに取り上げなくていい。
相手の歳の重ね方、人が歳を取るという事、それらを認めて褒める――それは自分の為でもあるの。
生きていれば歳は取る、髪は白く、しわは深くなる。
それでも、加齢は華麗よ
少しずついろんな意見や考えが世の中で上がりやすくなっているわ。
それは新しい意見というだけじゃなくて、今ある考えに対する問題提起や投げかけでもある。
あなた達もそうやって色んなことを聞き、知り、見て歳を重ねていく。
きっとステキな年齢の重ね方ができるわ。先人の方々がやってきたようにね。
(もちぎ/ライター)
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