女性特有の病気にはさまざまなものがありますが、外陰部周辺のトラブルに悩む方は多いといわれます。
 
医療機関の受診が遅れる場合が多い、デリケートゾーンの病気。正しい知識を身につけ、もしもに備えましょう。
 

外陰ジストロフィーのさまざまな症状

 
外陰部の病気の中で、外陰部の正常な色素がなくなり、かゆみを伴う白色の病変を起こすものとして代表的なのが、外陰ジストロフィーです。
 
この病気は以前、白斑症(はくはんしょう)や外陰委縮症(がいいんいしゅくしょう)などとも呼ばれてきました。
近年は、外陰ジストロフィーと呼ぶことは少なく、細胞の異型を伴うものを外陰上皮内腫瘍(がいいんじょうひないしゅよう)と呼び、細胞の異型が見られないものを非腫瘍性上皮性疾患(ひしゅようせいじょうひせいしっかん)とされています。
 
注意する点としては、外陰癌の中には、細胞の異型を伴わない白斑病変のものも多いため、このような症状がみられた場合には早めに受診することが大切です。
 
主な症状としては、大陰唇(だいいんしん)、小陰唇(しょういんしん)、陰核(いんかく=クリトリス)などにかゆみを伴う白斑が現れます。
 
これは肛門周辺や、会陰(えいん)と呼ばれる肛門と外陰の間の部分、さらには大腿にまで広がることがあります。
 
白斑には、平坦な委縮を伴うもの、隆起して他の部分との境がはっきりしているもの、左右対称のものや左右非対称のものまで幅広くあります。
 
原因としては、外陰部表層の細胞で、ケラチン(皮膚の角質層にあるタンパク質)の増殖、角化(細胞が生まれてから垢としてはがれ落ちるまで)の異常が起きることや、メラニンの現象・消失によって脱色素が起こることがあげられています。

外陰ジストロフィーの治療方法

 
実際の診察は、はじめに問診をおこない、次に患部の視診をおこないます。
 
細胞の異型があるかを判断するため、組織の一部を採取し、顕微鏡で確認します。
ここで細胞の異型が確認されなければ、副腎皮質ステロイドなどの軟膏で治療します。
 
一方、細胞の異型が確認された場合には、外科的手術で取り除く、CO2レーザーなどを使って蒸散する(照射した部分の細胞を、瞬間的に煙をあげて蒸気にさせる)治療、副腎皮質ステロイド軟膏などの塗布などをおこないます。
 
病変が小さければすべて切除出できることもあります。
通常は6週間以内に症状は消失し、再発はまれだといわれます。
 
外陰ジストロフィーをはじめ、デリケートゾーンの病気は診察を受けに行くことをためらってしまうことや、恥ずかしいと思ってしまうことが多いです。
 
そのため診断が遅れて治療に影響が出ることも多いのですが、医療機関のスタッフは毎日そのような症例を見ており、私たちが想像するほど気にしていないものです。
 
悪化させないためにも、異常を感じたら早めに受診することが望ましいでしょう。
 
(yummy!編集部)
 
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公開日:2014年8月26日
更新日:2019年4月9日


 

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