新作が次々と発売され続け、勢いを増すゲーム業界。
中でも通信機器や各種ゲーム機を用いたネットゲームが流行している昨今、女性のゲーム中毒者が急増中なのだとか。彼女らを表す『女・ネトゲ廃人』という言葉も誕生するなど、その現象は社会問題化しているほど。
その恐ろしいほど哀れな末路をご紹介しましょう。
実は危険がいっぱい!? 流行中のオンラインゲーム
先日、生活保護を受けている大阪在住の無職男性(29)が、月に2万円ものお金を“ケータイゲーム”に使っていたというニュースが話題がよびました。
「生活保護を受けているくせに、ゲームに使う金はあったのか」という批判の声が相次いだのですが、実はこの無職男性、ゲームしたさに生活費を切り詰めてまで、ケータイゲームの費用を捻出していたというのです。
想像しがたい事実と感じる読者も少なくないかと思います。しかし、この男性以外にも、ゲーム内のアイテムを購入しすぎたことによる多額の借金や、実生活に悪影響を及ぼすほどの長時間のプレイ。また、インターネットを使用するネットゲームでは、コミュニケーションツールとしても活用できるため、孤独感や疎外感を感じなくなることで“ひきこもり”になってしまうケースなど、ゲームがもたらした信じがたい問題が数々報告されているのです。
症状は実に様々ですが、原因はゲームへの異常なまでの感情移入による依存とされています。さらに、その症状を抱える若者は、全国に想像を絶するほどの若者が存在しているとも言われているのです。
それを証明するかのように、ネットゲームにハマり実生活がままならなくなってしまった彼らを表す『ネトゲ廃人』という言葉が、ゲーム業界では当たり前の言葉として存在しています。
そして今、こうしたゲーム依存が社会問題になっているのです。
こうした依存者は男性が多いイメージから「寂しい男の哀れな末路ね……」などと、人ごとだと思っていませんか? 実は寂しさを抱えた女性ほど、『ネトゲ廃人』になってしまう危険性があるのです。そこで、ゾッとするエピソードをご紹介しましょう。
その1:オンラインゲームに青春を奪われた乙女
高校3年生の頃に、オンラインゲーム『リネージュ』を始めた女性Aさん。
始めた当初は受験生だったこともあり、プレイ時間はそれほど長いわけではありませんでした。
しかし、夏休みが訪れると事態は一変。
自由な時間が増え、プレイ時間はどんどん増えていきました。
そのうち、頭の中は『リネージュ』のことでいっぱいになり、もうやめなければと思う気持ちとは裏腹に、ずるずるとゲームを続ける生活に。その結果、当然ながら受験は失敗。滑り止めの大学に進学することになりました。
ですが、彼女は大学生になっても『リネージュ』から抜けられず、どこがおいしい狩場か、誰が強いか……など、ゲームの世界での価値観に支配される生活を送り、ついには他のプレイヤーとゲーム内のみの恋愛関係を楽しむように。
実生活とはどんどん疎遠になっていきました。
そんな彼女がゲームから足を洗うきっかけとなったのは、現実社会の彼氏の存在。
現在は資格試験のための勉強に精を出しつつ、恋を謳歌しているようです。しかし、彼女が失った三年間はもう二度と取り戻せません。もしもゲームにハマらなければ、きっと違った未来を得ていたはずです。
彼女は言います。
「睡眠時間、すべすべの肌や髪、学力、恋愛経験、学生時代の思い出……『リネージュ』で失ったものはあまりにも多いけど、得られたものはタイピングの早さだけでした」
(参考:FC2ブログ「ネットゲーム依存による経験談」)
その2:リアルの男に興味を持てなくなった女性
Bさんはどこにでもいる、ごく普通のOL。
彼氏と別れたばかりで休日を持て余していたため、ものは試しと『アメーバピグ』を開始しました。
最初は勝手がわからず、ただ仮想空間内をウロウロして釣りゲームに興じる程度でしたが、他のプレイヤーを観察しているうちに課金アイテムが欲しくなってきました。
「大した金額じゃないし……」と思っての課金でしたが、すればするほどゲームを贅沢に楽しめることがわかり、次第に没頭していったといいます。
さらに、ゲーム内で恋愛関係に発展しているプレイヤーがいることに気付き、Bさんにもほどなく『ピグカレ』と呼ばれる彼氏ができました。
しかし、日に日に人間関係が複雑になっていき、嫌気がさしてきたBさん。
今度はオフラインの『ときめきメモリアルGS』にハマっていきました。
そして、気付いた時には一日中ゲームをプレイし、休憩時間は他人のプレイの実況をネットで見るといった、いわゆる『ゲーム依存』の状態になっていったのです。
現在は「一日中ゲームをしていたい」という欲求に逆らえず、会社を退職してどっぷりとゲームの世界に浸っているBさん。
すでにリア充願望もなく、生身の男性にも興味が持てなくなってしまったそう。
「乙女ゲー好きだけど、実際の彼氏が欲しいとかは全っ然思わないなー」
29歳で結婚適齢期のBさんは、再就職のめどもなく現在もゲームに没頭しています。
(参考:アメーバブログ「乙女ゲーに犯されて」)
その3:子どもよりもゲームが大事な主婦
子を持つ専業主婦のCさん。
学生時代の友人に誘われ、コミュニケーションツールとしてネットゲームを始めました。飽きっぽい性格ゆえ、ハマることはないだろうと思っていたそうですが、実際に開始してみるとチャットやゲームの内容が性に合い、どんどんハマっていきました。
仕事から帰宅し、ご飯を作っては朝方までネットゲーム。休日になれば一日中、子どもをほったらかしてネットゲーム。当然のごとく、旦那にも呆れられる始末。それでもCさんはゲームのことで頭がいっぱい。家族のことなど考えもしない状態になっていきました。
しかしある時、ひとり遊びしかしなくなり、ほとんどしゃべらなくなった子どもの姿を見てCさんは目を覚ましました。
Cさんの子どもは当時2〜3歳。母親が一番接してあげなければいけない大切な時期です。
その大切な2年間を、Cさんはゲームに捧げてしまったのです。
現在、Cさんはきっぱりとネットゲームから足を洗ったそうですが、2年も子どもに愛情を注がなかったことを、今さらながらに後悔し続けているそうです。
(参考:FC2ブログ「ネットゲーム依存による経験談」)
PCを捨て、街へ出よう!
これらは依存してしまった例のほんの一部にすぎません。ネットゲームにハマりすぎることが、いかに恐ろしいことかお分かりいただけたでしょうか。
電通総研が行った今年の調査では、23歳〜49歳の未婚女性の7割に彼氏がいないということがわかっています。
その一因として、ネット依存によるコミュニケーション能力の低下や、家にこもりがちなライフスタイルに問題があると囁かれています。
しばらく彼氏がいないというあなた。やっかみなどが蔓延する女社会にお疲れのあなた。女子会などにうまく溶け込めないあなた。
寂しさのあまり、架空の世界に引きこもってしまわないようご注意ください。
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Written by マツタヒロノリ
Photo by Fey Ilyas