東京の「助産師」さんたちが、素晴らしいプロジェクトを行っています。

筆者自身も出産時には、助産師さんに大いにお世話になりました。
力強い励ましを今でも覚えています。

今回は助産師さんたちが行った、愛のあるプロジェクトをご紹介いたしましょう。

 

頼りになる出産のプロ「助産師さん」

 

みなさんは「助産師」と言う職業をご存知でしょうか?

助産師とは、その名の通りお産そのものを助けてくれるだけでなく、妊娠中や産褥期(出産した直後から妊娠前の体調に戻るまで)の間のアドバイスなどをしたり、育児相談や母乳相談など幅広く妊娠・出産した女性とその子どもをケアしてくれる存在です。

私も妊娠・出産を経験した事があるのですが、入院先の産院で子どもを産んではみたものの、出産について右も左も分からなくて途方に暮れていた私に、助産師さんが母のような力強いアドバイスをしてくれたのを覚えています。

そんな助産師さんの中で東京で活動をしている人たちが加入している組合が「東京都助産師会」です。
この「東京都助産師会」は、現在東日本大震災で被害を受けた妊婦さんに、東京でお産をしてもらおうと言う『東京里帰りプロジェクト』を行っています。

この助産師さんたちの愛のある行動に、自分の出産時を思い出し、またもや感服してしまいました。

 

母は強し! 震災翌日の迅速な対応がすごい

 

東京の中野区にある「松が丘助産院」の院長宗祥子さんは震災直後の映像を見て、大きな衝撃を受けました。

「あの中には妊婦さんや乳飲み子もいる。こんな寒い環境の中では母乳も出なくなってしまうのでは。」
と心配になったそうです。

そして震災翌日の12日の夜中には東京都助産師会会長宛てに、東京都助産師会の取り組みとして、被災地の妊婦さんを受け入れることができないかとメールで連絡をしているのです。

震災翌日と言えば、まだその被害の大きさも、被害に遭われた人たちが家族でお互いの消息もつかむことの難しかった時で、テレビでも情報が錯そうし混乱を極めていた時です。

宗さんのアクションがいかに迅速だったかが伺えます。
「妊婦さんや子ども達をとにかく暖かい場所へ」この信念が宗さんを突き動かしたのではないでしょうか。

このプロジェクトは震災から2週間も経たない3月23日に東京都助産師会で承認され、正式に始動しました。それが『東京里帰りプロジェクト』です。

 

『東京里帰りプロジェクト』の具体的な内容

 

このプロジェクトの具体的な内容は、
●東京に避難を希望する妊婦さんに安心してお産をしてもらえるよう、助産院や産院を紹介する。
●現地での出産をサポートするために、地元助産院の産後入院や、医師・助産師・保健師の紹介をする。
というものが大きな柱になっています。

東京でお産をされる場合は、お産をした後はしばらく助産院で心身をゆったりと休めるために滞在をするそうです。そして、その後の滞在については話し合いの上、東京都の借り上げアパートなどの紹介があります。

当初は15ヶ所だった参加産院も、現在は25ヶ所になっており、東京のさまざまところでの受け入れに対応をしています。

みなさんの愛が繋がり、大きな輪になっていくのが分かりますね。

 

妊婦さんの立場にたったプロジェクトに拍手喝采!

 

妊婦さんの心は、妊娠をしていない時のそれよりも非常にナイーブになっています。
妊娠していない時には何とも思わなかった小さな出来事にも不安を感じたり、その不安がお腹の中の赤ちゃんに何か悪い影響を及ぼしはしないかと、ますます落ち込んでしまったり……。

私の場合は、とにかくお腹の中の子どもを守らないといけない、と言う気持ちが強くなり過ぎて、妊娠初期は外出することができなくなってしまいました。

平常時でもこんな心理状況に陥ってしまう人もいるのですから、未曾有の大震災と言う状況の中での妊婦さんの不安な気持ちは想像を絶するのもだったのではないかと思われます。

そんな妊婦さんや乳児を持つお母さんたちにとって必要なのは、「安心して子供を出産できる環境」。
出産のプロである助産師さんたちが「東京へお産においで!」と声をかけてくれる安心感は、被災地の妊婦さんにとってとても大きな愛だったでしょう。

妊婦さんの不安な心を理解しつくしている助産婦さんならではのプロジェクトだったかもしれません。

しかも、お産は震災の都合で待ってはくれませんから、素早く的確な行動に出た点も、私は称賛に値するのではないかと考えます。助産師さんたちに心からの拍手を送りたいと思います。これを知った皆さまも拍手喝采したいと思われることでしょう。

これは日本財団をはじめとした、多数の企業や団体の協力・後援によって費用がまかなわれ運営をされています。
また、東京里帰りプロジェクトのWEBサイト内では私達個人でも寄付をすることが可能なページがありますのでご紹介しておきます。

このプロジェクトによって生まれてきた子ども達が、やがて故郷の東北、ひいては日本の将来を担っていくようになる、そんな日がいつか来ることを期待したいですね。

『東京里帰りプロジェクト』ページ

 

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