認可保育所に預けたくても定員超過で入れてもらえない待機児童の問題を解決するため、国は「待機児童解消加速化プラン」を掲げ、急速に保育所の整備が進んでいます。

保育所だけでなく1〜2歳のベビー対象の保育ママ制度や、幼稚園の延長預かり保育の充実など、さまざまな方向から働くママを援助できるような体制が整ってきました。

この保育所の待機児童の解消によって、まるで働くママの支援はバッチリ! のように思われていますが、本当にそうなのでしょうか?

 

本当の子育て問題は小学校に上がってから

 

実は「本当に子育てと仕事の両立が大変になるのは、子どもが小学生になってから」と働くママたちは口をそろえて言います。

●登校時間が遅い

「私の会社は子どもが小学生になるまで時短で、朝は一時間遅く、夜は一時間早く帰れる制度があります。おかげで保育園に預けながら何とか仕事を続けてきました。

やっと子どもが小学生になったので『フルに仕事が出来る』と思いながら学校の説明会に行ってびっくり! 子どもは朝7時45分より早く登校できないんです。私は朝7時半に家を出なければならないのですが、子どもが私より後にひとりで学校に行くなんてとてもムリ! 結局会社に事情を話し、30分の遅刻を許してもらっています。

それなのにもっと大きな問題は1ヶ月以上ある夏休み。学童保育は8時半からなので、家を出るのがさらに遅くて……。これ以上会社にムリを言えませんから、仕方なくおばあちゃんの家に夏休みの間泊まり込んでもらいました。冬休み、春休みも同じなので、本当に頭が痛いです」(電機メーカー 35歳) 

●行事のたびに休まなくてはならない

「うちの会社は女子が順番に朝早く来て、お茶の準備と掃除をする当番があるのですが、私は子育て中なので免除してもらっています。それだけでもみんなに迷惑をかけているのに、さらに学校の行事が春と秋にたくさんあって、そのたび仕事を休まなければならないのがとてもつらいです。保育園のときは行事が土日にあったので、小学生になってからのほうがずっと大変!」(流通 39歳)

●小学生になってからのほうが手がかかる

「おばあちゃんの協力もあって、なんとか子育てと仕事を両立してきました。でも子どもが3年生になったくらいからすごく難しくなって……。子どもが大きくなると知恵をつけてしまって、嘘をついて習い事にいかずに友だちとさぼったり、悪い成績のテストを隠したりするんです。先日は友だちと勝手にスーパーでお菓子を買い食いしているところをよそのママが見かけて、こっそり私に教えてくれて…もうびっくりするやら恥ずかしいやら。

子育ては子どもの成長に従って楽になるものと思っていましたが、まったく逆ですね。子どもが自分の判断で行動するようになると、その判断が正しいかどうかをそばで見守る大人が必要なんだと思います。」(IT 45歳)

 

古い体質の学校が大問題

 

働くママを応援するために未就学児の保育環境はどんどん充実し、サービス内容も目に見えてよくなってきました。しかし小学校に上がると、学校は子どもを教育するためのシステムしか持たず、親の事情を考慮する体制があまりありません。

保育所と学校のギャップがあまりに大きく、子育てと仕事の両立に苦しむママが多いのが現実。待機児童解消の次は、小学校のあり方を考え直すことが必要なのかもしれません。

 

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Written by 杉本レン
Photo by ajari

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