疲労感はあるのに、眠気がまったく来ない。ベッドに横になったきり、そのまま朝を迎えてしまった……そんな不眠の症状を抱える人が多い現代。
不眠に悩む女子の強い味方になるかもしれない商品が米国で誕生し、人気が高まっているそうです。
日本で販売される日もそう遠くないかもしれない“リラックス飲料”をご紹介します。
女子の快眠意識は高く、不眠に悩む女子も多い!
実際、不眠に悩んでいる女子は多く、2013年8月に株式会社薬事法ドットコムが全国の女性300人を対象に「眠り」をテーマに調査を行ったところ、「普段よく眠れていると思うか」という質問に対して、約3割の女子が「睡眠に不満がある」と回答。
また、たとえ不眠を患っていなくても女性の快眠への意識は高いようで、2013年9月にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社が20〜30代の女性1000人に行った「現代女性の睡眠に関する意識調査」でも、全回答者の62.2%が常に「規則的な就寝・起床(27.7%)」、「適度な運動(18.7%)」、「入浴の時間・方法の工夫(12.2%)」といった快眠対策に取り組んでいることがわかりました。
薬の代わりになる!? “リラックス飲料”とは
これだけ不眠を感じる人や、快眠のために努力している人が多い現代。きっとあなたも眠れない夜を経験したことがあるはずです。
なかなか眠りにつけないとき、あなたならどうしますか?
大抵は静かな音楽を聴いたり、ホットミルクやココアを飲んだりして、気分を落ち着かせますよね。
それでも効果がない場合、お医者さんから薬をもらって服用することが、一般的な方法だと思います。
そんななか、最近米国では処方薬の代わりになる“リラックス飲料”という商品が増えつつあるというのです。
商品名を挙げてみると、「Neuro Bliss(神経の至福)」、「Marley’s Mellow Mood(マーリーのリラックス気分)」、「Just Chill(落ち着け)」といったちょっとユニークな名称のものばかり。こうした飲料は、栄養補助食品として販売されているとのこと。
これらエネルギー飲料を含む6種類の飲料品を販売している、ニューロドリンクスのポール・ネーデル社長は「不安感や睡眠障害を和らげる薬は服用したくないが、なにか対策を取りたいと考える消費者が、そうした飲み物を徐々に受け入れ始めている」と説明。
なんでもリラックス飲料に含まれるメラトニンやカノコソウ根、テアニンといった原材料が、不眠対策やひとりでいるときのリラックス感を高めるのに役立つのだとか。
ただ、それらの商品について臨床医は、「薬やサプリメントに頼るのは最後の手段にすべきであり、日々の運動や規則正しい起床を心がけたりするなどの方法を、まず試すべきだ」と、その利用法について助言しています。
とはいえ、リラックス効果の高い飲料を飲むことで、薬を服用するよりも負担を軽減させることができれば、不眠を患っている人にとっては願ってもない商品になる、といえそうですよね。
不眠に悩んでいない方でも、自分の健康のために睡眠を気を遣うことはとても大切なことです。
不眠に悩む女子をはじめ、あなたも今日から自分の睡眠方法について、少し見直してみてはいかがでしょうか。
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【参考】
米で増えるリラックス飲料、不眠や不安の処方薬の代わりに(Wall Street Journal Japan)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304827404579110353425149022.html?mod=WSJJP_Health_Latest_News
眠りに関する調査(株式会社薬事法ドットコム)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000007845.html
現代女子の2人に1人が猛暑による「不眠残り」を実感(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000006237.html
Written by 柚木深つばさ
Photo by PHOMONA