マザコンと聞くと「結婚したら大変そう」というイメージがありますよね。
夫婦問題研究家の岡野あつ子氏によると、マザコンの自覚がないまま結婚し、母親に離婚させられるという事態にまでこじれるケースもあるそうです。
このマザコン、男性だけがなるものだと思ったら大間違い。むしろ、最近はマザコン女性が多く生まれ、問題化しています。
いま一度、よく思い返してみてください。あなたの恋愛トラブルに母親は絡んだことはありませんか?
知らぬ間に自分がマザコン化していないか、チェックしてみましょう。
マザコン女子のタイプ分類
岡野氏によると、マザコン女子は大きく以下の2つのタイプに分かれるそうです。
●タイプ1:母の分身女
「お母さんはわたしが守る!」というタイプ。
苦労して育ててくれた母への感謝や尊敬の気持ちが行き過ぎると、母が賛成しない結婚はありえないものに。
しかし、一般レベルを遥かに超えた母の要求や希望が足かせとなり、身の丈に合った幸せが遠ざかっていく。
●タイプ2:母の敷いたレールを走る電車女
デキる母を持っており、幼い頃から「お母さんには逆らうより、従うほうが楽」という気持ちが育っている。
そのため、いい大人になっても重要な決断は母に相談しないとできない。
あなたはどちらかに当てはまりますか? 少しでも当てはまると感じたら、マザコン女子の危険信号です。
マザコン度チェックリストで、その危険度を測ってみましょう。
マザコン度チェックリスト
□出かけるときなど、母と手をつないだり、腕を組んだりする。
□母とは友だちのような関係である。
□母はこれまでの恋愛遍歴を全て知っている。
□キスやセックスの話まで母に話している。
□母にされる彼氏のダメ出しは説得力大だと思う。
□母に彼氏のダ出しをされて、破局に発展したことがある。
□家事は自分でやるより、母にやってもらうほうが早い。
□どこに出しても恥ずかしくない娘に育ててもらったと思う。
□それなのに男性に縁がないのは、周りにロクな男がいないからだと思う。
□結婚しても、彼氏の親と家族になる気はさらさらない。
□デートに「お母さんも一緒にいこうかな」という話になる。
□その日起こったことを母に話さないと落ち着かない。
□友だちと出かけるよりも、母と出かける機会のほうが多い。
□美容院やエステなど、母と同じ店に通っている。
マザコン女子は無意識のうちに男に敬遠される…
0〜3個当てはまったかたは、母と娘の線引きができており、自立した関係を築けています。
ただし、実家暮らしであれば要注意。楽だからとズルズル実家に居座り、パラサイトシングルになってしまわないように気をつけましょう。
4〜9個当てはまったかたは、マザコン度75%の黄色信号です。あなたにとってお母さんは仲の良い友だちのような関係。
人並みに恋愛はできるのですが、なんでもお母さんの指示を仰ぎがちです。お母さんがいないとどうしていいかわからない、なんて事態に陥る前に、自分はどうしたいのか考えてみましょう。
10〜14個当てはまったかたは、完全にマザコン女子です。一刻も早く”母離れ”すべきでしょう。
あなたとお母さんの関係を見た男性は「結婚は無理だな……」と離れて行ってしまうはずです。
母離れしない娘、子離れしない母の『依存』と、家族の『絆』は本人たちでは区別がつかないほど紙一重です。
そして晩婚のマザコンは「実家暮らし」が多い傾向にあるとも指摘されています。
マザコンループを断ち切る手段は、実家を出て母親からの精神的な自立を目指すことに他なりません。
もしかして過去の恋愛が上手くいかなかったのは、母の存在があったのかもしれません。男は無意識のうちに女子の親族を避ける傾向があるからです。
「マザコンで何が悪い」と開き直り、一生母と2人で過ごしますか? アラサーという人生の分岐点で、幸せの形をもう一度考えてみてもいいのかもしれません。
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(参考)
『「母」のせいで結婚できない女たち』日本文芸社/岡野あつこ・倉田真由美著
Written by かぎあな