今年の夏に啓発の意味もこめて、『子宮内膜症』を患っていると告白した松浦亜弥さん。彼女は20代前半からこの病気に悩まされていたようです。
実は、この『子宮内膜症』はとても厄介な病気なだけでなく、とくに現代女性がかかりやすい病気だと言われているのをご存知でしょうか?
落ち目で激ヤセしてるのかと思ったら病気だった!?
松浦亜弥(25)。ご存知、つんく♂プロデュースで「桃色片思い」「Yeah!めっちゃホリディ」などの代表曲を持ち、NHK紅白歌合戦にも出場を果たしていた国民的アイドルです。
しかしここ数年は、「最近、あやや見ないなぁ〜」とさえも言われなくなってしまい、かつての国民的アイドルも絶体絶命のピンチ。TVのレギュラー番組もなくなり、ヌード写真集を出すしか生き残れないと言われ、激やせした彼女の姿を見たファンが「デビュー10周年を節目に引退するのではないか」と噂するほどでした。
そして、10周年を迎えた彼女が発表したのは「4年前から腹痛による体調不良。検査の結果、子宮内膜症と診断された」という衝撃の告白でした。
落ち目だ、激やせだ、などと世間が騒いでいるあいだ、彼女は病気と戦いながら、笑顔を見せていたと思うと、なんだか切ない気持ちになりますね……。
「今後も様子を見ながら、控えめな活動を継続する」と言っていましたが、次々と新しいタレントが出てくる厳しい芸能界に、病気を抱えたままの彼女がどれだけ食い込んで行くことができるというのでしょうか。
「へぇ〜あやや、大変だね〜」と、傍観しているそこのあなた!
他人事のように言っている場合ではありませんよ!
実はこの子宮内膜症、潜在患者数が全国に100万人〜200万人はいると言われています。
以前は40代の患者が多かったのですが、最近では若年化が進み、20代や30代の患者も増えてきています。現在25歳のあややも4年前から体調不良に悩まされていた事でもご納得いただけるでしょう。
では、子宮内膜症とはいったいどんな病気なのでしょうか?
子宮内膜症は現代女性がかかりやすい病気
子宮内膜とは通常、子宮の内側にだけ存在する内膜です。妊娠しない場合は、この内膜が剥がれ落ちて月経となり、体外に排出されます。
子宮の中にできるはずの内膜が、何らかの理由で卵巣や腹腔内などの他の臓器で増えてしまう疾患が子宮内膜症なのです。
はっきりとした発症の原因は、まだわかっていませんが、睡眠不足や乱れた食生活などの生活スタイルが問題ではないかとされています。関係のないように思えるストレスや冷えなども、婦人病を引き起こすキーワードとして、いま注目されているのです。
忙しく働く現代女性は、子宮内膜症が発症するリスクが高いという事です。
あなたも一度、下記のセルフチェックしてみましょう。
●生理痛がひどく、市販の鎮痛剤が毎回必要である
●年々、生理時の痛みが増強している
●排便時やSEX中に腹部が痛むことがある
●生理時の出血量が多く、下痢をしやすい
●生理以外でも、腹痛がある
あなたは、いくつあてはまりましたか?
3つ以上自覚できる症状があるようなら子宮内膜症が疑われます。
子宮内膜症の本当の恐ろしさ
子宮内膜症は一度、発症してしまうと多大なリスクを被ることになります。それが子宮内膜症の本当の怖ろしさなのです。
●1:再発リスクが高い
子宮内膜症は完治が難しく、手術をしたとしても再発する可能性が非常に高い病気です。
なぜなら女性ホルモンが出続ける間は、病状も悪化し続けるからです。
●2:治療の副作用がきつい
悪化を避けるためホルモンの分泌を抑える治療をすることで、ホルモンバランスを大きく崩し、長期にわたって更年期のような症状に悩まされている患者がたくさんいます。
このように、子宮内膜症は一度発症してしまうと、とても厄介な病気なのです。
不妊症にも大きく関わってくる病気ですので、将来妊娠を望む女性は、かかりつけ医院を持ち、定期的に検診を受けるようしておくと良いでしょう。
早期の発見なら、治療も選べて身体の負担も少なくて済みます。
あややのように、仕事や生活に支障が出る前に、少しでも疑いがある場合は、気軽に婦人科を受診しましょう!
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Written by ハラカナエ
Photo by PinkStock Photos!