先日、日本アカデミー賞授賞式の場で全身がんであることをカミングアウトした女優・樹木希林(70)。
個性派ベテラン女優ですが、プライベートにおける彼女の生き方は女性の強さとしたたかさが溢れ出ています。
困難な壁にぶつかったとき、生き方のヒントになるような樹木希林さんの名言をご紹介いたします。
自然に言えたらカッコイイ!樹木希林名言5選
これが酸いも甘いもかみわけてきた女の名言だ! と思わしめる、女優・樹木希林のカッコよすぎる名言をご紹介します。
●その1:「今まで色々な物が見え過ぎた」
2003年1月に網膜剥離で左目を失明した際、それまで治療をしなかった理由を聞かれて。
普通の人ならば一刻も早く治療に取りかかって、なんとしてでも失明は避けたいところですが、「入ってくることが多すぎる」と片目の視力を失うことで自ら情報をシャットアウトした彼女。
一見、嫌なものが見えないよう逃げているかのようにも捉えられますが、本当に大切なものは目には見えないからこそ、見えなくても構わないという発想を持っていたのかもしれません。
もし、多くの情報に戸惑った際は、あえて情報を捨てるのもシンプルに生きられるヒントなのではないでしょうか。
●その2:「嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。井戸のポンプでも、動かしていれば、そのうち水が出てくるでしょう。同じように、面白くなくても、にっこり笑っていると、だんだん嬉しい感情が湧いてくる」
2007年2月、乳がんの手術を行った後のコメント。
実際に、笑うことは脳を活性化させて免疫力を高め、ストレスを解消させるという研究結果も出ています。
しかし、どんなときでも、ましてや死の可能性の高いがんという病の際にも笑っていられる彼女のたくましさは見習いたいもの。
辛いときや悲しいとき、いきなり笑うのは難しいことですが、彼女を見習って、ほんの少し口角をあげることから始めてみてはいかがでしょうか。
●その3:「面会を許されても私は行きません。だって歩いて帰ってこられるでしょう。どうやって謝るかは男の器量ですよ」
2011年5月、夫・内田裕也が交際中だった女性に脅迫文を出し逮捕された時のコメント。
夫が逮捕されたら誰でもショックを受け、号泣しながら面会に行くかただっているでしょう。
しかし、彼女は逮捕によって夫を成長させるという手段をとったのです。
自分勝手で亭主関白な彼の言いなりになってしまっているかた、たまには彼女のように彼を試してみることも必要ですよ。
●その4:「今世は離れたまま、来世は絶対に会わないように……。籍を入れた責任上、今後はどうするかはそのつど考えながら引き受けていくしかないと思っています」
夫・内田裕也との離婚についてきかれた際のコメント。
今や3人に1人が離婚をする時代。酒癖や女癖が悪く、頻繁にDVを行い、前科のついてしまった手の付けられない夫を抱えていれば、離婚を考えるのは当然です。
しかし、結婚という責任の重さをひしと受け止めている彼女。
結婚や離婚を考えているかたは、簡単に結婚・離婚をしてはいけない、結婚したら死ぬまで共にするというある種の貞操観念を貫いている様を、見習う必要がありそうです。
●その5:「身を引きましょうか?」
夫・内田裕也の浮気相手に「(夫と)別れてください」と言ったことはないが、「身を引きましょうか?」と言ったことはある、という樹木希林。
泥沼化の長期戦となりやすい女の争い。
それを避けて、相手の下手に出るという行動は、普通ならばプライドが邪魔をして簡単にできることではありません。
本心では絶対に夫と別れたくないのに、客観的な位置に鎮座できるのは、夫の傍若無人ぶりに相手の女性も参っている可能性もあるという親近感からかもしれません。
女同士での争いを避けられない際は、争い方を工夫して泥沼長期戦を防ぎましょう。
肝が据わった女ロッカー!
本物のロッカーである夫・内田裕也よりも肝が据わっている女ロッカーな樹木希林。
波瀾万丈な人生ですが、その強さで数多くの名言を生み出し、トラブルを乗り越えています。
仕事や男女関係、結婚などで悩んでいる方も、樹木希林さんのように強くしたたかに落ち着いて物事を捉え、解決へのヒントを見つけていってくださいね。
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Written by 姫野ケイ
Photo by わが母の記 オフィシャルフィルム読本/東京ニュース通信社