産業能率大学が毎年行っている「社長が選ぶ今年の社長」調査。

2012年の第7位に選出されたのは、若干26歳の村上太一氏。

25歳にして会社を東証一部に上場させた手腕が評価され、話題となっています。

若くして一部上場会社の社長になった村上太一氏とは、どのような敏腕社長なのでしょうか?

 

えっ、この男の子が社長なの!?

 

村上氏率いる「リブセンス」は、2012年10月に東証一部に上場。

若干25歳という最年少での上場が話題となっている会社です。

そもそもの始まりは、村上氏が早稲田大学1年のときに立ち上げた「ジョブセンス」というインターネット求人サイト。

従来のウェブのアルバイト求人サービスは、求人募集の段階で掲載料がかかっていましたが、ジョブセンスはアルバイトが成約した場合にのみ課金するシステム。

求人広告費をかけたくない企業側に歓迎され、さらに求職者にも採用祝い金が支払われることから「バイトが決まったら、お金がもらえる」と、一躍アルバイト求人界での知名度をあげました。

この成功を足がかりに、現在では不動産部門や中古車部門など事業を拡大して、なんと設立からわずか5年で、売り上げ70億円を達成。

逆算すると村上氏が23歳のときに、70億円を売り上げたことに。

これはスゴすぎます!

23歳と言えば、社会人デビューを果たしたばかりで、仕事やら上司やら合コンやらに振り回される時期。まだまだ大人と呼ぶには青すぎる年齢です。

実際、26歳の村上氏も童顔で、痩せた「ザ・たっち」という風貌。

村上くんと呼びたい印象です。

この男の子が社長なのか……と、思わず感慨深くなってしまいます。

 

「将来は社長になる」と小学生で決意

 

彼が若くして成功しているのは、夢にむけて着実に計画を実行させていったからです。

なんと、彼は小学生の頃に「将来は社長になる」と決意。

夢を実現させるために、早稲田大学入学時には起業のための事業計画書を書き上げ、仲間のスカウトなどを開始、着々と準備を進めていました。

そして大学1年生にして、大学主催のベンチャービジネスコンテストで優勝し、起業の第一歩を踏み出します。

このコンテストの賞金を元手に、「ジョブセンス」を立ち上げますが、軌道に乗せるまで、システム構築から掲載起業集めまで、たった4人の社員(しかも全員学生)で行ったというから驚きです。

起業当初の半年間は、全員が無給無休で働いたそうですが、「若いから体力あるし」というだけでは、ここまではできません。

そこには「自分たちのサービスで世の中を変えたい」という強い思いがあったそう。

 

将来有望株はカネよりも夢

 

リブセンスの企業理念は「幸せから生まれる幸せ」。

他人を幸せにすることで、自らも幸せになろう、という発想です。

何かと自分のことばかりを考えてしまう世の中ですが、成功を手にするためには、他人から必要とされることが必要です。

この発想から、村上氏はあくまでもユーザー視点にたつことで利用者を拡大し、大成功を得ました。

現在も8畳ワンルームに暮らすという、新世代社長の村上氏。

東証一部上場当日のインタビューで「世の中になくなっては困る会社にしたい」と今後の抱負を述べつつ、「上場することが目標ではない」とあくまでマイペースです。

カネ儲けが先行する企業経営者に反して「カネ儲けだけに興味があるわけではない」と言い切る姿には、女性ならず男性でも魅力を感じるはずです。

私腹を肥やそうとする男には、ちょっとした小金はたまっても、人望も大成功も期待できません。

これから年下を青田買いするなら、カネよりも夢に忠実な男! 

これに尽きるのではないでしょうか。

 

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Written by フランクひらがな
Photo by Bill Kuffrey

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