もはや現代病といわれる、12月病。
12月病とは、世間がクリスマスに浮かれている時期、シングルの男女を蝕む孤独や不安、焦りから生まれるストレスを募らせ発症する症状。
しかし、最近恋人がいるのにも関わらず「この時期なんかモヤモヤする!」という「ネオ12月病」が話題となっているのです。
ネオ12月病の症状
はたから見れば充実した12月を過ごしているかのように見えるリア充たち。
そんなリア充をも脅かす「ネオ12月病」はふとした日常の狭間に訪れます。
●その1:予想外に似合わない冬物
セールを待ちきれず一目ぼれして買ったニット。
クリスマスデートにいいかも、と思ってさっそく家で着てみると「太って見える!? いや……太った?」とイヤでも現実に引き戻される瞬間。
●その2:年末業務の忙しさ
忙しいのはありがたい限りなのですが、殺人的な年末業務をこなす日々が続くと現実から逃亡したくなります。
「無断欠勤したらどうなるかな」と所詮実現できもしない妄想をしながら出勤する自分が情けなくなるとき。
●その3:いつものクリスマス
恋人とつきあいが長く、いつものクリスマスが繰り返されるあなた。
きっと今年も、来年も再来年も同じ……。
一生マンネリクリスマスなのだろうと思うと、今ある幸せをぶち壊したい衝動に駆られます。
●その4:一周回って面倒くさい
毎年のように、友人とのクリスマスパーティや彼氏とのイブデート、その前にはネイルや美容室に行って、プレゼントを用意して……と散々クリスマスをし尽くしたあなた。
一周回って、「もうクリスマスは面倒」と思い始めたらネオ12月病を発症しています。
●その5:冬が苦手
寒いというだけの理由で冬が憂うつで仕方がないあなた。
毎回冬の楽しみを見つけられないまま確実に過ぎて行く時の無常さを感じてプチ鬱に。
●その6:万年二日酔い
毎回「ほどほどにしよう」と思いながらも、寒いので熱燗が進んでしまい、気づくといつも飲みすぎているあなた。
ひとってなんて愚かな生き物なのだろうと反省しても、お酒の失敗を繰り返してしまうのが人間です。
●その7:自分へのご褒美
冬のボーナスで自分へのご褒美をすることに決めているあなた。
年々欲しいものが浮かばなくなってきているのは満たされているから? それとも心の老化?
●その8:ぽち袋の憂うつ
お年玉をあげる立場になってからずいぶん経つのに、ぽち袋を買うまでが表現し難い憂うつな時間です。
ギリギリになるまで用意しない自分の往生際の悪さにも凹みます。
●その9:年末の流行語がわからない
「クリぼっち」という言葉の意味、わかりますか?
これは、若者の間で当たり前のように使われている言葉で「クリスマスにひとりぼっち」という意味。
今知ったというあなたは、自分の流行についていけていなさを感じたはず。
それは、立派なネオ12月病です。
「ネオ12月病」は誰にでもやってくる
「平和ボケでは?」と突っ込みたくなってしまいますが、毎年の冬がかったるくてどうしようもないのが「ネオ12月病」です。
また、否応なく1年を振り返ることになり、来年のことを具体的に考える12月は、普段はなあなあでやり過ごせていた現状を直視せざるを得ない時期でもあります。
そもそも、現状に不安やストレスを感じないひとのほうが稀少なので、それだけ「ネオ12月病」は日本人に浸透しているといっていいのかもしれませんね。
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Written by かぎあな
Photo by martinak15