街にイルミネーションが灯り始め、否が応でもクリスマスムードを実感させられる今日この頃。
クリスマス前3連休やクリスマス当日、何の予定もなく、孤独感を募らせているアラサー独女も多いのでは?
でも大丈夫! このコラムを読めばひとりぼっちのクリスマスを飄々と、軽やかに乗り越えることができるでしょう。
というわけで、ひとりぼっちのクリスマス歴7年の筆者が、孤独に打ち勝つメソッドをご紹介します。
クリスマスってそもそも何の日だっけ?
大手流通グループのイオンはクリスマス商戦に向け、次のようなキャッチコピーを打ち出しました。
「イオンのメニークリスマス
ちょっと早めでも、毎日でも、みんなでたのしいクリスマスを祝おう」
何が何でも消費者にクリスマスを祝わせようという、商魂のたくましさがヒシヒシと伝わってきます。まるで「クリスマスを祝わないなんて非国民だ」と言わんばかりです。
また、宿泊施設にとってもこの日は書き入れ時で、どこもかしこも満室状態。多くのカップルがここぞとばかりにコトに及んでいることを示唆しています。
実際、クリスマスから10月10日(とつきとおか)前後に当たる9月、10月は出生率も全体的に高く、「生セックス」に挑戦するカップルが多いことを伺わせます。
つまり、日本のクリスマスの実態とは「金とセックスの祭典」であり、「聖なる夜」どころか「俗なる夜」なのです。
そして、クリスマスだからといって浮かれる連中は「俗物」です。
ひとりぼっちで粛々と過ごすクリスマスのほうがよほど「きよしこの夜」であることは間違いありません。
しかしながら、やはり独り身はさみしさを感じてしまうのは事実。
いったいなぜ、我々はクリスマスにひとりぼっちだとさみしさを覚えるのでしょうか?
比較準拠集団を変えよう
わたしたちは幸、不幸や、満足度の尺度は、自分の中にあると考えがちです。
しかしながら、本当は無意識のうちに、他人との比較の中でそれを感じています。
社会学では、自身の欲求のモデルになる人々のことを「比較準拠集団」と呼び、それと比較することによって感じる不満を「相対的不満」と呼びます。
また、比較準拠集団には自分の所属する集団(友人や同僚、家族など)や、自分とおなじ属性(社会階層、年齢、職業など)の人間たちが選ばれやすいという法則があります。
つまり、クリスマスにひとりぼっちで淋しさを覚えるのは、比較準拠集団である友人や同僚が楽しそうに過ごしていることに対し、相対的不満を感じているに過ぎないのです。
そう考えれば、孤独に打ち勝つ方法も自ずと見えてきます。
そう、比較準拠集団を変えるのです。
周囲をよく見れば、クリスマスなんてお構いなしで、何かに打ち込んでいる人がいるでしょう。
ひとり机に向かい、黙々と勉強する受験生。
美味しいスープを作るため、毎晩寸胴と格闘するラーメン屋さん。
彼らの比較準拠集団は、今の彼らよりずっと高みにあるはずです。
アラサーともなれば良い大人。浮かれるだけがクリスマスの過ごしかたではありません。
誘惑の多い夜だからこそ、自分を見つめ直す良い機会になると考えてもいいのではないでしょうか?
クリスマスなんて存在しない
それはそれで楽しいイベントですが、ひとりぼっちだからといって焦る必要はなにもないのです。
冬を越えた後には、必ず春が訪れます。
自分を見失わずに、有意義な年末を過ごしてくださいね。
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Written by マツタヒロノリ
Photo by Atheist_Lenses